数年先なんて分からない。日本代表になることも、不可能ではない。

将来的な日本への帰化についても示唆したラファエル・シルバ。浦和で活躍すれば、待望論も沸き上がるか――。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

そのまっすぐな姿勢が、「愛に溢れる街」新潟での成長につながった。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)
続けて、「では、将来の夢は?」と聞くと、こんな答が返ってきた。
「もちろん、すべてのブラジル人選手にとって、セレソンになることは夢であり目標さ。僕もそのひとり。ただ、そんな雲を掴むような話よりも先に、浦和で優勝するために全力を尽くすことしか考えていない」
そして、彼は漠然としながらも抱いている、ひとつの夢を教えてくれた。
「結果を残せば、浦和でずっと長くプレーできるかもしれない。しかも、その間に何が起きるかなんて、誰にも分からない。帰化をして日本代表になることだって、不可能ではないと思っている。そういった希望を持ってベストなプレーを続け、可能性を広げていきたい」
そして彼は『サッカーダイジェスト・Jリーグ選手名鑑』用のアンケートの「好きな言葉・座右の銘」という欄に、次のように答えていた。
「何があっても、前進あるのみ」
現在のプレースタイルを物語るようなフレーズだ。
母マルタが残していったその言葉を胸に、ラファエル・シルバがまっすぐ突き進む。
取材・文●塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
※『サッカーダイジェスト』最新2月9日(木)発売号より抜粋
「もちろん、すべてのブラジル人選手にとって、セレソンになることは夢であり目標さ。僕もそのひとり。ただ、そんな雲を掴むような話よりも先に、浦和で優勝するために全力を尽くすことしか考えていない」
そして、彼は漠然としながらも抱いている、ひとつの夢を教えてくれた。
「結果を残せば、浦和でずっと長くプレーできるかもしれない。しかも、その間に何が起きるかなんて、誰にも分からない。帰化をして日本代表になることだって、不可能ではないと思っている。そういった希望を持ってベストなプレーを続け、可能性を広げていきたい」
そして彼は『サッカーダイジェスト・Jリーグ選手名鑑』用のアンケートの「好きな言葉・座右の銘」という欄に、次のように答えていた。
「何があっても、前進あるのみ」
現在のプレースタイルを物語るようなフレーズだ。
母マルタが残していったその言葉を胸に、ラファエル・シルバがまっすぐ突き進む。
取材・文●塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
※『サッカーダイジェスト』最新2月9日(木)発売号より抜粋

ラファエル・シルバ/1992年4月4日生、ブラジル出身。コリンチャンス―コリチーバ―ルガーノ(スイス)―新潟。昨季23試合・11得点、J1通算47試合・19得点。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)