【浦和】亡き母の"遺言"を胸に、ラファエル・シルバは「何があっても、前に突き進む」

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2017年02月10日

数年先なんて分からない。日本代表になることも、不可能ではない。

将来的な日本への帰化についても示唆したラファエル・シルバ。浦和で活躍すれば、待望論も沸き上がるか――。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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そのまっすぐな姿勢が、「愛に溢れる街」新潟での成長につながった。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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 続けて、「では、将来の夢は?」と聞くと、こんな答が返ってきた。

「もちろん、すべてのブラジル人選手にとって、セレソンになることは夢であり目標さ。僕もそのひとり。ただ、そんな雲を掴むような話よりも先に、浦和で優勝するために全力を尽くすことしか考えていない」

 そして、彼は漠然としながらも抱いている、ひとつの夢を教えてくれた。

「結果を残せば、浦和でずっと長くプレーできるかもしれない。しかも、その間に何が起きるかなんて、誰にも分からない。帰化をして日本代表になることだって、不可能ではないと思っている。そういった希望を持ってベストなプレーを続け、可能性を広げていきたい」
 
 そして彼は『サッカーダイジェスト・Jリーグ選手名鑑』用のアンケートの「好きな言葉・座右の銘」という欄に、次のように答えていた。
 
「何があっても、前進あるのみ」
 
 現在のプレースタイルを物語るようなフレーズだ。
 
 母マルタが残していったその言葉を胸に、ラファエル・シルバがまっすぐ突き進む。
 
取材・文●塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
※『サッカーダイジェスト』最新2月9日(木)発売号より抜粋
 

ラファエル・シルバ/1992年4月4日生、ブラジル出身。コリンチャンス―コリチーバ―ルガーノ(スイス)―新潟。昨季23試合・11得点、J1通算47試合・19得点。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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