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2大会ぶり銅メダル、司令塔はMVP…。ヤングなでしこ指揮官がそれでも物足りなさを口にする理由

カテゴリ:日本代表

西森彰

2016年12月07日

「物足りない」は、期待の大きさの裏返し。

世界3位の結果を収めようとも、高倉監督の選手たちへの要求が尽きることはなさそうだ。写真:西森彰

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 アジア予選のMVP・小林里歌子(日テレ・ベレーザ)を欠いても、予選不参加組から抜擢された上野が穴を埋めた。3位決定戦でもディフェンスリーダーの乗松瑠華(浦和レッズレディース)を欠きながら無失点。特定の選手や、選手間の相性に頼り過ぎない、育成年代らしいチームだった。
 
 そんなチームが結果と育成の二兎を同時に追いながら、魅力的なサッカーをプレゼンした。ボランチ・杉田のMVPも、個人としてだけでなく、日本チーム全体のパフォーマンスを評価されての受賞だろう。そうしたポジティブな部分にはほとんど触れず、指揮官は「もの足りない」部分を指摘し続ける。
 
「実際は、何人か、試合中のプレーや集団生活の中で、良い部分を見せた選手はいます。でも私はたぶん、これからもずっと、選手たちには『物足りない』と言い続けます。そうしないと彼女たちがA代表に来られないので」
 
 厳しい言葉は、期待の大きさの裏返し。なでしこジャパンの監督でもある高倉監督が、かわいい教え子に甘い言葉をかけないのは、「上で待っている」からなのだ。
 
取材・文:西森 彰(フリーライター)
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