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【セルジオ越後】“5大会ぶり”に惑わされてはいけない。今のU-19代表に、俊輔や小野、香川はいるの?

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2016年10月28日

19歳は若くない――そういう意識は常に持ちたい。

クラブでは試合に絡むだけでなく、一番の話題を集めるような活躍を見せるべき。そうしないと全体の底上げにはつながらないよ(写真は川崎の三好)。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 これは辛口でもなんでもないよ。昔と今の10代から20代前半の選手を比較してみて、例えば、中田英寿や高原直泰を超えるような“原石”がいるのか。こんなことを考えてしまうのは、今の選手たちにどこか物足りなさを感じている証拠だろうね。
 
 そういう目線で見続けていくことが大事なんだ。そうしないと、今のほうが成功していると勘違いしてしまうからね。特に今回は“5大会ぶり”というフレーズがよく聞かれるから、なおさらだ。すごく大きなことを成し遂げたみたいになっているけど、冷静に評価すべきだ。
 
 19歳は決して若くない。そういう意識は常に持ちながら、Jリーグでも一番の話題を集めるような活躍を見せてはじめて、日本サッカー界の底上げにつながるんだ。そうじゃないと、ただ年代別に区切って、その中だけで良い・悪いの判断しかできなくなる。
 
“まだ19歳”というマンネリした風潮も、選手たちの貪欲さや向上心を削ぎ落しているかもしれないね。俊輔はどうだった? 高卒1年目からマリノスの中心選手として、欠かせない存在だったはずだ。それを考えれば、もっと必死にならないと。
 
 アジア全体のレベル低下を感じながら、その中に納まってしまっている日本。いくら結果を出したところで、このままでいいのかと危機感のほうが強かった。これで本当に世界で勝てるのだろうかと不安にもなったよ。
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