【チーム採点・寸評】
磐田　5.5
前半は腰が引けて後ろがかりとなるも、後半に攻撃的な姿勢を取り戻して反撃。J１アウェー通算150勝はお預けとなったが、残留争いをしている立場を踏まえれば、勝点１をポジティブに捉えるしかない。
 
【磐田｜採点・寸評】
GK
21　カミンスキー　６
失点の場面は、コースを読んでボールにも触れたものの、シュートの威力に負けてネットを揺らされた。それでも、直後のピンチではファインセーブでチームを救う“らしさ”を発揮した。
 
DF
２　中村太亮　5.5
周囲が球際に飛び込み、闘う姿勢を見せるなか、見せ場は同点弾につながるカットのみ。守備の不安は隠せず、故障明けの大井への負担を大きくしてしまった。
 
MAN OF THE MATCH
３　大井健太郎　6.5
１か月半ぶりの戦列復帰は、両太ももをテーピングで固めてのプレー。高いライン設定と身体を張った守備、力強いコーチングでチームを盛り立てた。
 
23　山本康裕　５
前節に続き右SBでスタメン出場。粘り強い守備で永井の突破を無効化していたが、前半終了間際にハンドでPKを献上してしまった。闘志溢れるプレーを見せていただけに、悔しい判定だろう。
 
33　藤田義明　５
出場停止の森下に代わってスタメンの大役。SBを上手くカバーしながら相手の攻撃を撥ね返していたが、シモビッチに抜かれた40分の守備対応はあまりに軽すぎた。失点の主要因となってしまっては厳しい評価にならざるを得ない。
 
MF
７　上田康太　６
最終ラインからボールを引き出し、大きなサイドチェンジとロングフィードを交えて幅広く展開。ほぼノーミスと言っていいほど、キックの精度も高かった。
 
９　太田吉彰　６
ジェイのゴールを演出し、自身のJ１通算300試合出場に華。最後まで諦めずにボールを追いかけ、球際で戦う姿勢はチームの士気を上げた。
 
13　宮崎智彦　６（70分OUT）
スペースを埋める守備で、中盤のフィルター役として君臨。失点した直後には顔面からボールに飛び込んでピンチを防ぐなど、献身的なプレーが光った。
 
15　アダイウトン　5.5（79分OUT）
矢野の“粘着ディフェンス”に悪戦苦闘。スペースができた後半にやや持ち直したとはいえ、単調な動きが目に付き、攻撃のオプションになれなかった。
 
40　川辺　駿　5.5
ファウルにはなったが、何度も球際に飛び込んで相手の攻撃をスローダウン。ただ、チャンスメーカーとしては不完全燃焼と言わざるを得ない。