【J1採点&寸評】仙台×柏|相手のミスを見逃さなかった仙台が柏を下して連勝

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2016年08月13日

柏――両CBが決定的なミス。最終ラインが安定しなくては勝利は遠い。

【警告】仙台=渡部(39分) 柏=鎌田(72分)、中山(77分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】ハモン・ロペス(仙台)

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【柏|採点・寸評】
柏 5
開始20分までにミス絡みで2失点。その後に落ち着きを取り戻して、流麗なパスワークから同点に追いついた。だが、その後は再び連動性を失ってしまい、逆にポゼッションを許してさらに2失点。早急な立て直しが必要な敗戦になった。
 
GK
1 桐畑和繁 5
PKや味方のミス絡みとはいえ、大量4失点では言い訳は厳しいか。同点に追い付いてから2失点で引き離された点も辛い採点につながる。ただ、その他では気負いなくプレーできていたと言える。
 
DF
8 茨田陽生 6
SBの位置から斜めに入れるパスが威力を発揮。伊東が決して守備が得意ではないこともあって、そのフォローもきちんとできていた。後半に仙台の外国籍FWコンビに苦しめられたが、総じて質の高かった。
 
2 鎌田次郎 4
古巣との対決に気合いが空回ったか、普段ならあり得ないようなポカが目立つ。19分には自陣深くでパスミスして2点目を与える。72分にはクロスに反応した相手についていけずにユニホームを引っ張ってPKを献上して勝ち越された。
 
29 中山雄太 5
R・ロペス、ウイルソンの対応に苦慮し続ける。14分の1失点目はCKで相手に前に入られて、フリーでヘッドされた。また、76分には強烈な圧力にクリーンな寄せをできずに、不要なイエローを提示された。
 
22 輪湖直樹 5.5
豊富なスタミナを活かした上下動を見せる。しかし、最初はしっかりと止められていたR・ロペスとウイルソンに徐々に圧倒されてしまったのは印象が悪い。また、4失点目のオウンゴールを考慮して及第点とはしなかった。
 
MF
15 武富孝介 6(77分OUT)
最終ラインとボランチの間にできるスペースに入って、ボールを受けてターン。その流れは淀みなく、チャンスを生んでいた。36分に大岩の捨て身のブロックに防がれた決定機を決めていれば……。
 
7 大谷秀和 5(29分OUT)
最終ラインに落ちてパスを散らしたが効果は今ひとつ。守備でも自身の両サイドに出入りを繰り返す仙台攻撃陣に振り回された印象。心臓部としての機能を果たせないまま、負傷の影響で前半途中でピッチを去った。
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