【J1採点&寸評】仙台×柏|相手のミスを見逃さなかった仙台が柏を下して連勝

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2016年08月13日

仙台――MOMはR・ロペス。複数ポジションをこなした藤村も高評価に。

打点の高いヘッドで先制弾を決めたR・ロペスは、PKも沈めて2ゴール。さらにオウンゴールも誘い、まさに獅子奮迅の活躍だった。(C) J.LEAGUE PHOTOS

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7 奥埜博亮 6
前線からのチェイス、クリスティアーノにボールが渡った際のプレスバックなど守備面で献身性を発揮。パスも正確だったが、ゴール前に侵入する回数もスペースでボールを引き出す回数も物足りない部分はあった。
 
26 藤村慶太 7
梁に代わって左サイドハーフで出場すると、高いテクニックとプレービジョンでアタックにアクセントを加えた。14にはCKからR・ロペスの先制ゴールをアシストし、5分後にはウイルソンの追加点を生むパスを通す。左SBへ移ってからは、柏の攻撃に蓋をした。
 
FW
9 ウイルソン 6(90+1分OUT)
相手のミスを見逃さずに浮いた位置に陣取って藤村のパスを引き出し、中山との駆け引きに勝って追加点を決める。徐々に迫力を増したが、能力を考えれば大きなインパクトを残したとは言い難く、及第点止まりとした。
 
20 ハモン・ロペス 7 MOM OF THE MATCH
身体の強さを活かして前線でボールをキープ。押し上げに寄与した。また、先制点のシーンでは上手く柏DFの前に入って、打点の高いヘッドを披露し、PKも落ち着いて沈め、さらにオウンゴールを誘うクロスでトドメを刺した。
 
交代出場
31 茂木駿佑 6(60分IN)
右サイドハーフに入ると、高い技術で時間を作るだけでなく、86分に見せたR・ロペスへの正確なサイドチェンジなどでチャンスを演出。CKも任されるなど、2年目の成長を伺わせ、アピールに成功した。
 
30 西村拓真 -(90+1分IN)
今日は外国籍2トップが躍動したため、短い時間の出場にとどまり、攻守に良さを出すことができなかった。それでも、しっかりを勝ちゲームを締めたという点で監督からの信頼を感じさせる。
 
監督
渡邉 晋 6.5
故障者続出で18人のメンバーにルーキーを3人、2年目を2人入れる苦しい台所事情ながら、攻守でやりたいことを明確にさせて勝点3を手繰り寄せる。まさに「成長を促しながら勝利する」意味あるゲームとした。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
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