新指揮官のヴァレリアン・イスマエル監督も、大橋に絶大な信頼を寄せているという。ジャクソン記者は語る。
「新監督の戦術は、高い位置からのプレッシングとハードワークをベースにしたスタイル。必然的に、守備でも貢献できるフォワードを必要とし、ユウキのプレースタイルに合っている。しかもゴール、アシストの結果も残した。来季もユウキがチームの中心選手になるのは間違いない」
ピッチでの大橋のプレーには、まずFWとしての怖さがある。
優れたオフ・ザ・ボールの動きでマーカーを引き離し、ペナルティエリア内でフリーになって、クロスボールにドンピシャで合わせる。そうかと思えば、スペースに飛び出してスルーパスを引き出し、ネットを揺らした。守備でもプレシッングで貢献するなど、とにかくエネルギッシュに動き回る。
「ユウキの方がダイナミックで、素早く動ける」
ジャクソン記者は、ある日本人ストライカーと姿が重なるという。
「前線から献身的にプレスを仕掛る姿、そしてゴール前に飛び込んでいく姿勢は、“ミラクル・レスター”を支えたシンジ・オカザキ（岡崎慎司）と重なった。だがユウキの方が、もう少しダイナミックで、素早く動ける選手にように見える。
サポーターは、そんなユウキを愛してやまない。加入後、すぐにチャントが作られたのがその証拠さ。ブラックバーンでは、加入後すぐに応援歌が作られるのは珍しいことなんだ。加入当初、ユウキのことを知っているサポーターはほとんどいなかった。だからこそ、この評価の高まりは驚異的だと思うよ。来季も、ユウキの活躍に大きな期待がかかっている」
取材・文●田嶋コウスケ
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サポーターは、そんなユウキを愛してやまない。加入後、すぐにチャントが作られたのがその証拠さ。ブラックバーンでは、加入後すぐに応援歌が作られるのは珍しいことなんだ。加入当初、ユウキのことを知っているサポーターはほとんどいなかった。だからこそ、この評価の高まりは驚異的だと思うよ。来季も、ユウキの活躍に大きな期待がかかっている」
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