なにより感心したのは人々の温かさだ
「三笘の今」についても記したい。
三笘は非常に優れた選手であるため、他の選手よりも高い基準で評価されている。分かりやすく言えば、評価基準が厳しくなっているのだ。
たとえば、彼が試合で2回ほどチャンスを作り、守備でも献身的にプレーしたとしよう。しかし試合で大きなインパクトを残さなければ、英メディアに「物足りない」と厳しい評価が下される。要は、三笘への期待の裏返しだ。
もちろん、「三笘はもっとゴールを決めるべき」との意見には賛同できる。彼自身もそう考えていることだろう。ただ守備を含めて、今の三笘は非常に良くやっている。それが私の意見だ。
特に、ロングボールをピタリと足もとに止める驚異的なファーストタッチ。あのトラップを見るたびに、私は心を踊らせている。実際、2月14日に行なわれたチェルシー戦では、GKからのロングポールをピタリと止め、鮮やかにネットを揺らした。あのゴールは本当に美しかった。英BBC放送で2月の月間最優秀ゴールに選ばれたように、三笘の素晴らしさを象徴するゴールだった。
また1月19日のマンチェスター・ユナイテッド戦でも、日本代表MFは柔らかいトラップで前線に飛び出し、先制点をアシストした。我々の目の前にいる三笘という選手が、いかに素晴らしいか──。シルクのようなトラップを見るたびに、彼の素晴らしさを実感しているのだ。
三笘は非常に優れた選手であるため、他の選手よりも高い基準で評価されている。分かりやすく言えば、評価基準が厳しくなっているのだ。
たとえば、彼が試合で2回ほどチャンスを作り、守備でも献身的にプレーしたとしよう。しかし試合で大きなインパクトを残さなければ、英メディアに「物足りない」と厳しい評価が下される。要は、三笘への期待の裏返しだ。
もちろん、「三笘はもっとゴールを決めるべき」との意見には賛同できる。彼自身もそう考えていることだろう。ただ守備を含めて、今の三笘は非常に良くやっている。それが私の意見だ。
特に、ロングボールをピタリと足もとに止める驚異的なファーストタッチ。あのトラップを見るたびに、私は心を踊らせている。実際、2月14日に行なわれたチェルシー戦では、GKからのロングポールをピタリと止め、鮮やかにネットを揺らした。あのゴールは本当に美しかった。英BBC放送で2月の月間最優秀ゴールに選ばれたように、三笘の素晴らしさを象徴するゴールだった。
また1月19日のマンチェスター・ユナイテッド戦でも、日本代表MFは柔らかいトラップで前線に飛び出し、先制点をアシストした。我々の目の前にいる三笘という選手が、いかに素晴らしいか──。シルクのようなトラップを見るたびに、彼の素晴らしさを実感しているのだ。
イギリスに戻ってから約7か月が経過し、私は日本のすべてが恋しくなった。
なにより感心したのは人々の温かさだ。みなさん、とてもフレンドリーで親切だった。公共の交通機関では譲り合いの精神が至るところに見られ、乗車前に列になって電車を待つ光景には秩序と規律を感じた。イギリスではあまり見られない光景で、すべてが私の目には新鮮に映った。
食べ物も安くて美味しかった。ラーメンやカレーに舌鼓を打ち、スーパーで手に入るお手頃価格のスシも大満足だった。一見、中華料理のように見えるが、実は日本生まれと聞いた天津飯も私の大のお気に入りだ。
イギリス時間に合わせて働いていたので、日本時間の早朝4時までパソコンのキーボードを叩き続けるハードなスケジュールだったが、その時間でも定食屋やレストランで温かい食事にありつけたのは有り難かった(イギリスではまずありえない)。
まるで迷路のように、どこに行けばいいのかまったく分からなかった巨大な新宿駅、美味しい食べ物から下着まで手に入る24時間営業のコンビニ。すべてが私にとって驚きであった。
繰り返しになるが、私が30歳で取材を始めた時、ブライトンはイングランド4部リーグのスモールクラブでしかなかった。しかしあれから26年の月日が流れ、状況は様変わりした。青と白のユニホームに身を包んだ日本人のサポーターに東京で数多く出会えるとは、当時なら想像もできなかった。
真夏の日本で過ごした1週間は、クラブの番記者になってから最高の時間だった。そして、私を東京に連れて行ってくれたのは、ブライトンのエース、三笘であったのは間違いない。
文●ブライアン・オーウェン記者(ブライトンの地元紙アーガス、番記者)
翻訳・構成●田嶋コウスケ
【記事】日本代表の最新序列|決して盤石ではない。手薄な守備陣には頼もしい25歳が9か月ぶりに帰還。“懸念”の1トップはどうなる?
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なにより感心したのは人々の温かさだ。みなさん、とてもフレンドリーで親切だった。公共の交通機関では譲り合いの精神が至るところに見られ、乗車前に列になって電車を待つ光景には秩序と規律を感じた。イギリスではあまり見られない光景で、すべてが私の目には新鮮に映った。
食べ物も安くて美味しかった。ラーメンやカレーに舌鼓を打ち、スーパーで手に入るお手頃価格のスシも大満足だった。一見、中華料理のように見えるが、実は日本生まれと聞いた天津飯も私の大のお気に入りだ。
イギリス時間に合わせて働いていたので、日本時間の早朝4時までパソコンのキーボードを叩き続けるハードなスケジュールだったが、その時間でも定食屋やレストランで温かい食事にありつけたのは有り難かった(イギリスではまずありえない)。
まるで迷路のように、どこに行けばいいのかまったく分からなかった巨大な新宿駅、美味しい食べ物から下着まで手に入る24時間営業のコンビニ。すべてが私にとって驚きであった。
繰り返しになるが、私が30歳で取材を始めた時、ブライトンはイングランド4部リーグのスモールクラブでしかなかった。しかしあれから26年の月日が流れ、状況は様変わりした。青と白のユニホームに身を包んだ日本人のサポーターに東京で数多く出会えるとは、当時なら想像もできなかった。
真夏の日本で過ごした1週間は、クラブの番記者になってから最高の時間だった。そして、私を東京に連れて行ってくれたのは、ブライトンのエース、三笘であったのは間違いない。
文●ブライアン・オーウェン記者(ブライトンの地元紙アーガス、番記者)
翻訳・構成●田嶋コウスケ
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