序盤は阿部を凌駕していた米本だが、後半途中で失速……。

【警告】浦和=李(5分)、森脇(70分)、槙野(86分) FC東京=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】李 忠成(浦和)

橋本が2点目を決めて歓喜する。完全な勝ちパターンに持ち込んだはずだったが……。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部
【FC東京|採点・寸評】
GK
47 秋元陽太 5
武藤の決定的なシュートを止めるなど、度重なるピンチで立ちはだかったが、相手の勢いに屈して3失点。1本は止めたかった。フワッとボールウォッチャーになってしまう場面が見受けられる。
DF
2 徳永悠平 5 (67分OUT)
攻撃参加はあまりせず身体を張った守備で、サイドアタックを防ぐ。しかし負傷により、後半途中に交代。この交代が、大きな誤算となった。
3 森重真人 5.5
粘り強い守備で、浦和のCF興梠に前を向いて仕事をさせていなかったが……。後半途中から、興梠とポジションチェンジをし出した李が飛び込んできた時に、一歩対応が遅れて中央でつながれて2点目を奪われた。その後は数的優位であっても、球際に行けなくなってしまった。
5 丸山祐市 5.5
先制点を奪ったあと、真ん中をしっかり固めて落ち着いた守備を見せていたが。しかし、槙野に競り負けて1失点すると、それまで見えていた余裕が消えてしまった。チーム状態が良くない時間帯、森重との呼吸(どちらがボールに行って、どちらがカバーするかなど)も悪い感じがした。
25 小川諒也 5
左SBとして、関根や駒井のドリブルによく対応していたが、後半途中からラインを下げてしまった。“後ろ向き”になってしまったことが、失点を招いたか。
MF
22 羽生直剛 5.5 (76分OUT)
あまり目立っていなかったが、献身的なフリーランでスペースを埋めていた。彼がバランスをとっていた事実は、ベンチに退いたあと、より明らかになった。
7 米本拓司 6
狩人の嗅覚を発揮して、阿部への身体を張ったブロックからボールを奪い、先制点につなげた。途中まで阿部を凌駕していたが……、急激に息切れした。前半と後半の出来で、差し引きゼロの及第点にしたものの、「やはりボランチとしては、まだ阿部のほうが上だ」という内容に終わってしまったのは、もったいなかったか。
4 高橋秀人 5.5
最終ラインの前で、もう1枚の壁を築いて立ち塞がる。序盤は中央突破を狙う相手の攻撃に効果的な守備を見せていた。しかし後半、横の揺さぶりが増え出すと、後ろ向きになって“追う”守備が増えて、相手に主導権を握られる場面も。セカンドボールはよく拾っていた。
37 橋本拳人 6.5
槙野らとの球際の競り合いに勝って、そのまま持ち込み追加点を奪う。一方、右SBに入ったあと、宇賀神や梅崎のアタックに後手を踏んでしまった。中盤のポジションから走られるほうが、浦和としては嫌だったか。それでも、抜け目なく決めたゴールは評価したい。
GK
47 秋元陽太 5
武藤の決定的なシュートを止めるなど、度重なるピンチで立ちはだかったが、相手の勢いに屈して3失点。1本は止めたかった。フワッとボールウォッチャーになってしまう場面が見受けられる。
DF
2 徳永悠平 5 (67分OUT)
攻撃参加はあまりせず身体を張った守備で、サイドアタックを防ぐ。しかし負傷により、後半途中に交代。この交代が、大きな誤算となった。
3 森重真人 5.5
粘り強い守備で、浦和のCF興梠に前を向いて仕事をさせていなかったが……。後半途中から、興梠とポジションチェンジをし出した李が飛び込んできた時に、一歩対応が遅れて中央でつながれて2点目を奪われた。その後は数的優位であっても、球際に行けなくなってしまった。
5 丸山祐市 5.5
先制点を奪ったあと、真ん中をしっかり固めて落ち着いた守備を見せていたが。しかし、槙野に競り負けて1失点すると、それまで見えていた余裕が消えてしまった。チーム状態が良くない時間帯、森重との呼吸(どちらがボールに行って、どちらがカバーするかなど)も悪い感じがした。
25 小川諒也 5
左SBとして、関根や駒井のドリブルによく対応していたが、後半途中からラインを下げてしまった。“後ろ向き”になってしまったことが、失点を招いたか。
MF
22 羽生直剛 5.5 (76分OUT)
あまり目立っていなかったが、献身的なフリーランでスペースを埋めていた。彼がバランスをとっていた事実は、ベンチに退いたあと、より明らかになった。
7 米本拓司 6
狩人の嗅覚を発揮して、阿部への身体を張ったブロックからボールを奪い、先制点につなげた。途中まで阿部を凌駕していたが……、急激に息切れした。前半と後半の出来で、差し引きゼロの及第点にしたものの、「やはりボランチとしては、まだ阿部のほうが上だ」という内容に終わってしまったのは、もったいなかったか。
4 高橋秀人 5.5
最終ラインの前で、もう1枚の壁を築いて立ち塞がる。序盤は中央突破を狙う相手の攻撃に効果的な守備を見せていた。しかし後半、横の揺さぶりが増え出すと、後ろ向きになって“追う”守備が増えて、相手に主導権を握られる場面も。セカンドボールはよく拾っていた。
37 橋本拳人 6.5
槙野らとの球際の競り合いに勝って、そのまま持ち込み追加点を奪う。一方、右SBに入ったあと、宇賀神や梅崎のアタックに後手を踏んでしまった。中盤のポジションから走られるほうが、浦和としては嫌だったか。それでも、抜け目なく決めたゴールは評価したい。