3試合連続、ファーストシュートを決められる。守備の課題は多い。
[J1・1stステージ13節]浦和レッズ3−2FC東京
6月22日/埼玉スタジアム2002
2失点から3ゴールの大逆転劇――。浦和がFC東京に3-2の勝利を収め、リーグ戦の連敗を3で止めた。アジア・チャンピオンズリーグのアウェーのFCソウル戦で、120分+PK戦の末に敗れた壮絶な死闘から、一度も勝てずにいた悪い流れをようやく一旦断ち切ってみせた。
ミスから失点する最近の負けパターンに陥りかけたものの、力づくで3ゴールを奪取。相手より執念で上回った。
とはいえ課題は少なくない。守備面では、G大阪戦、広島戦に続き、3試合連続でファーストシュートを決められた。しかも広島戦に続き、最終ラインとボランチ(今回は遠藤航と阿部勇樹)のパス交換を奪われる“安い失点”を喫した。
しかも、そこで焦って前掛かってバランスを崩し、球際に厳しく行けず追加点を与えたのも、これまで見てきた失点の形だった。
一方、攻撃面では、槙野智章と森脇良太が異なる見解を示していた。どちらも言っていることは正しく、賛同できる点も多く、それだけに興味深かった。
まず、2ゴールを決めた槙野は、次のように振り返った。
「不甲斐ない前半から立て直すことができた。前半は相手に怖がられるようなプレーをできていなかった」
前半終了後のロッカールームで、話し合いが行なわれたという。
「ハーフタイム、みんなで勝つためにはどうすればいいか、強く要求し合った。1点取れれば、必ずひっくり返せると、声を掛け合った。そこから、前半にはなかったようなゴールに向かう姿勢、走りができた」
槙野は、前半ゴールに向かう姿勢が欠けていたというのだ。
一方、森脇は次のように語った。
「立ち上がりから、流れが良くなかった。前半は流れに乗れていない時のサッカーになってしまった。ただ、そこからみんなの気持ちをひとつにして、逆転まで持っていけた」
そのあたりの試合の流れに関するコメントは、他の選手と共通する。ただし、ある記者から「後半に良い攻撃ができた理由は?」と聞かれると、首をかしげた。
6月22日/埼玉スタジアム2002
2失点から3ゴールの大逆転劇――。浦和がFC東京に3-2の勝利を収め、リーグ戦の連敗を3で止めた。アジア・チャンピオンズリーグのアウェーのFCソウル戦で、120分+PK戦の末に敗れた壮絶な死闘から、一度も勝てずにいた悪い流れをようやく一旦断ち切ってみせた。
ミスから失点する最近の負けパターンに陥りかけたものの、力づくで3ゴールを奪取。相手より執念で上回った。
とはいえ課題は少なくない。守備面では、G大阪戦、広島戦に続き、3試合連続でファーストシュートを決められた。しかも広島戦に続き、最終ラインとボランチ(今回は遠藤航と阿部勇樹)のパス交換を奪われる“安い失点”を喫した。
しかも、そこで焦って前掛かってバランスを崩し、球際に厳しく行けず追加点を与えたのも、これまで見てきた失点の形だった。
一方、攻撃面では、槙野智章と森脇良太が異なる見解を示していた。どちらも言っていることは正しく、賛同できる点も多く、それだけに興味深かった。
まず、2ゴールを決めた槙野は、次のように振り返った。
「不甲斐ない前半から立て直すことができた。前半は相手に怖がられるようなプレーをできていなかった」
前半終了後のロッカールームで、話し合いが行なわれたという。
「ハーフタイム、みんなで勝つためにはどうすればいいか、強く要求し合った。1点取れれば、必ずひっくり返せると、声を掛け合った。そこから、前半にはなかったようなゴールに向かう姿勢、走りができた」
槙野は、前半ゴールに向かう姿勢が欠けていたというのだ。
一方、森脇は次のように語った。
「立ち上がりから、流れが良くなかった。前半は流れに乗れていない時のサッカーになってしまった。ただ、そこからみんなの気持ちをひとつにして、逆転まで持っていけた」
そのあたりの試合の流れに関するコメントは、他の選手と共通する。ただし、ある記者から「後半に良い攻撃ができた理由は?」と聞かれると、首をかしげた。