「自分だけが良ければいい」という利己的な考えから――
JFLでキャリアをスタートさせた一森は、J3、J2、J1と順調にステップアップ。だが、トップカテゴリーでは「日本を代表するゴールキーパーで、日々勉強させてもらえる存在」である東口の控えに甘んじ、試合に出られない状況が続いた。
当時は一体どんな心境だったのか。また、J1と下のカテゴリーでは、プレー面において、具体的にどんな部分で差を感じたのか。
――◆――◆――
JFL、J3、J2と来て、J1はもう2つ、3つ上ぐらいの感覚です。J2とJ1は1個しかカテゴリーが変わらないですが、自分自身は下のカテゴリーでやっている時に大きな差を感じていましたし、移籍する時もそう簡単にはいかないと思っていました。
やっぱり個のクオリティは間違いなく違うし、シュートの選択肢が多い分、予測がしづらくて、キーパーとしては難しい部分は大きいのかなと思います。
当時は一体どんな心境だったのか。また、J1と下のカテゴリーでは、プレー面において、具体的にどんな部分で差を感じたのか。
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JFL、J3、J2と来て、J1はもう2つ、3つ上ぐらいの感覚です。J2とJ1は1個しかカテゴリーが変わらないですが、自分自身は下のカテゴリーでやっている時に大きな差を感じていましたし、移籍する時もそう簡単にはいかないと思っていました。
やっぱり個のクオリティは間違いなく違うし、シュートの選択肢が多い分、予測がしづらくて、キーパーとしては難しい部分は大きいのかなと思います。
気持ちの変化としては、当初は「自分だけが良ければいい」という完全に利己的な考えだったんですけど、そこからチームと共に昇格したり、色んな人の支えで自分があると学びながら進んでこられたおかげで、試合に出られていない時にどういう振る舞いをすれば成長できるか、チームのためにどうすればいいかを考えられるようになっていました。
だから、試合に出られていないなかでも少しずつ前に進んでいる感じはあったので、悲壮感は別になく、常に成長を追い求めてやっていた感覚です。
多くのカテゴリーを経験して伸びた部分は、やっぱり人間性や考え方だと思います。下のカテゴリーを経験したから、自分が素晴らしい人間というわけではなくて、下のカテゴリーには下のカテゴリーの良さがあって、すごい情熱を持った選手たちがいたし、色んな思いを背負って、厳しい状況の中でも上を目ざす気持ちなどを学べました。
自分がいざ、目ざしていた場所に到達したとしても、そこに満足することなくやり続けられるのは、下のカテゴリーを経験したおかげかなと思います。
一緒に戦ってきた仲間も、J1の舞台やビッグクラブでの選手生活を目ざしていたなかで、全員が一緒に行ければ良かったんですけど、周りには行けなかったメンバーもいます。そういう人たちの思いも考えられるようになっているので、そこはすごく大きいと思います。
※後編に続く。次回は6月30日に公開予定です。
取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
【PHOTO】編集部が厳選!ゲームを彩るJクラブ”美女チアリーダー”を一挙紹介!
だから、試合に出られていないなかでも少しずつ前に進んでいる感じはあったので、悲壮感は別になく、常に成長を追い求めてやっていた感覚です。
多くのカテゴリーを経験して伸びた部分は、やっぱり人間性や考え方だと思います。下のカテゴリーを経験したから、自分が素晴らしい人間というわけではなくて、下のカテゴリーには下のカテゴリーの良さがあって、すごい情熱を持った選手たちがいたし、色んな思いを背負って、厳しい状況の中でも上を目ざす気持ちなどを学べました。
自分がいざ、目ざしていた場所に到達したとしても、そこに満足することなくやり続けられるのは、下のカテゴリーを経験したおかげかなと思います。
一緒に戦ってきた仲間も、J1の舞台やビッグクラブでの選手生活を目ざしていたなかで、全員が一緒に行ければ良かったんですけど、周りには行けなかったメンバーもいます。そういう人たちの思いも考えられるようになっているので、そこはすごく大きいと思います。
※後編に続く。次回は6月30日に公開予定です。
取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
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