巡り合わせを感じる川崎戦。気持ちを強く持ってプレーしたい。
雌伏の時を経て、今季はここまでアジア・チャンピオンズリーグのグループステージ2節の浦項スティーラーズ戦と、Jリーグ第1ステージ・2節のジュビロ磐田戦、同7節のベガルタ仙台戦に途中出場している。それでも、彼の言葉を借りれば「おかえりはゴールを取ってから」だ。まだ、その言葉を掛けることはできていない。
そして、20日のシドニーFC戦を挟んで、24日のリーグ戦で対戦するのは川崎だ。あの等々力陸上競技場での出来事から1年ほどがたったタイミングで乗り込むことになる。
「あの日の映像は見ていないし、これからも見ようとは思わない」
そう語る石原にとって、等々力にはどのような思いがあるのだろうか。
「等々力に嫌な感じはなくて、むしろやり返してやろうかなというくらいの気持ちは持っていますね。川崎が無敗で浦和と当たることになりますし、勢いを止めないとそのまま行かれてしまうので、しっかり止めたい。このタイミングで、また巡り合わせというのも感じますけど、気持ちだけは強く持ってプレーしたいと思います」
サッカー人生のなかで、忘れたくとも忘れられない一瞬が起こってしまったあの場所に、約1年ぶりに舞い戻る。その記憶を、自らの力で、足で、上書きするチャンスはそこにある。浦和と石原に関わる誰もが「再出発のゴールを等々力で」という瞬間を待ち望んでいる。
文●轡田哲朗(フリーライター)
そして、20日のシドニーFC戦を挟んで、24日のリーグ戦で対戦するのは川崎だ。あの等々力陸上競技場での出来事から1年ほどがたったタイミングで乗り込むことになる。
「あの日の映像は見ていないし、これからも見ようとは思わない」
そう語る石原にとって、等々力にはどのような思いがあるのだろうか。
「等々力に嫌な感じはなくて、むしろやり返してやろうかなというくらいの気持ちは持っていますね。川崎が無敗で浦和と当たることになりますし、勢いを止めないとそのまま行かれてしまうので、しっかり止めたい。このタイミングで、また巡り合わせというのも感じますけど、気持ちだけは強く持ってプレーしたいと思います」
サッカー人生のなかで、忘れたくとも忘れられない一瞬が起こってしまったあの場所に、約1年ぶりに舞い戻る。その記憶を、自らの力で、足で、上書きするチャンスはそこにある。浦和と石原に関わる誰もが「再出発のゴールを等々力で」という瞬間を待ち望んでいる。
文●轡田哲朗(フリーライター)