引退する南が残した“ヒント”は...
今季限りで現役引退する南雄太は、2年半の大宮生活で見た「クラブの全体的なぬるさ」を指摘し、変えられなかったことへの自責の念を口にした。「ここ数年、ずっとこういう状態が続いている」と話す。一方、今後への期待も、もちろんある。
「この苦い経験を良いきっかけにして、浮上してもらいたい。それができるポテンシャルがアルディージャにはあるので、自分が今後どういう立場でクラブに関わるかは分からないが、復活する日が早く来ることを切に願っている」
また、最終戦後のセレモニーで挨拶に立ったキャプテンの富山貴光は、クラブ設立25周年で迎えた憂き目を謝罪し、サポーターらの前で苦しい胸の内を語った。
「僕たちは、まだまだ未熟です。クラブとしても、チームとしても、これが現状の力です。だからどんな形でもいいです。僕たちに力を貸してください。なんと言われようともいいです。必ずクラブとしても、チームとしても強くなります。そのために長期、中期、短期のしっかりとしたビジョンを描き、しっかり結果を残していきたい」
降格の行方はJ3の結果に委ねられているが、まずは現状を受け止めて再生への道を探ることになる。26年間、4チームを渡り歩いた南がヒントを残した。
「この苦い経験を良いきっかけにして、浮上してもらいたい。それができるポテンシャルがアルディージャにはあるので、自分が今後どういう立場でクラブに関わるかは分からないが、復活する日が早く来ることを切に願っている」
また、最終戦後のセレモニーで挨拶に立ったキャプテンの富山貴光は、クラブ設立25周年で迎えた憂き目を謝罪し、サポーターらの前で苦しい胸の内を語った。
「僕たちは、まだまだ未熟です。クラブとしても、チームとしても、これが現状の力です。だからどんな形でもいいです。僕たちに力を貸してください。なんと言われようともいいです。必ずクラブとしても、チームとしても強くなります。そのために長期、中期、短期のしっかりとしたビジョンを描き、しっかり結果を残していきたい」
降格の行方はJ3の結果に委ねられているが、まずは現状を受け止めて再生への道を探ることになる。26年間、4チームを渡り歩いた南がヒントを残した。
「大事なのはクラブが一つになること。サポーター、現場、フロント陣、この3つの車輪が噛み合わないとチームは強くならないし、良いクラブになっていかない。僕が在籍したどのクラブでもそう言われた」
サポーターは初練習時の願いを裏切られ、最終節で痛烈な文言が並ぶ横断幕を掲げた。「俺たちは情熱、信念のある経営者と共に戦いたい」「走れない闘えない努力もしない口先だけは立派な史上最低イレブン」などがあり、今は一つになり切れていない様子が見て取れる。
「辞めろ」コールを浴びた佐野社長は声明文を発表し、そのなかで降格した場合は1年でのJ2復帰を宣言。今回は早くも目標を設け、「しっかりと戦える体制づくりを行い、必ずクラブとして成長し、もっともっと地域の誇りとなれるよう邁進して参ります」と約束した。
大低迷からの脱却は決して簡単ではない。特にフロント陣は1年での復帰を打ち出したのだから、相応の覚悟を持って臨む必要があろう。そのうえで達成するためにサポーター、現場、フロント陣が一つとなり、あやふやなところから真の『大宮とは?』を構築し、貫けるか。大宮の未来は“三位一体”に懸かっている。
取材・文●松澤明美(大宮花伝)
「走れない闘えない努力もしない口先だけは立派な史上最低イレブン」刺激的な横断幕と大ブーイング。異様な雰囲気に包まれた大宮アルディージャの最終戦セレモニー
J3降格圏の21位確定の大宮。キャプテン&主軸2人が語る低迷の要因「もろい部分が多い」「もう一歩の部分にこだわっていれば」
【PHOTO】残留に向けて負けられない一戦で選手を後押しし続けた大宮アルディージャサポーターを特集!
サポーターは初練習時の願いを裏切られ、最終節で痛烈な文言が並ぶ横断幕を掲げた。「俺たちは情熱、信念のある経営者と共に戦いたい」「走れない闘えない努力もしない口先だけは立派な史上最低イレブン」などがあり、今は一つになり切れていない様子が見て取れる。
「辞めろ」コールを浴びた佐野社長は声明文を発表し、そのなかで降格した場合は1年でのJ2復帰を宣言。今回は早くも目標を設け、「しっかりと戦える体制づくりを行い、必ずクラブとして成長し、もっともっと地域の誇りとなれるよう邁進して参ります」と約束した。
大低迷からの脱却は決して簡単ではない。特にフロント陣は1年での復帰を打ち出したのだから、相応の覚悟を持って臨む必要があろう。そのうえで達成するためにサポーター、現場、フロント陣が一つとなり、あやふやなところから真の『大宮とは?』を構築し、貫けるか。大宮の未来は“三位一体”に懸かっている。
取材・文●松澤明美(大宮花伝)
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