「攻撃を牽引」「同僚が焦るなか一人だけ...」EL初アシストで“歴史的勝点”に貢献の三笘薫をブライトン番記者が激賞「能力の高さとインテリジェンスは代え難い」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2023年10月08日
三笘がさらに進化するためのカギは?
いずれにしろ、敵のマークがさらに激しくなった今季は、以前のようなスペースや自由は与えてもらえない。使えるオプションは確実に減少しているのである。そのためには、ボールをどのようにキープし、逆に言えばいつならキープしないのか。この見極めが、さらなる進化のカギを握ってくることは間違いない。
今季ここまででカップ戦を含めて全10試合に出場し、3ゴール・4アシストの結果を残している三笘。彼のプレーを見ていれば分かるとおり、元来から闇雲にドリブルで仕掛ける選手ではなく、状況判断をしながら最善策を選ぶタイプである。ブライトンでプレーし始めてから1年強を経過し、そのスタイルはさらに成熟している。
今季ここまででカップ戦を含めて全10試合に出場し、3ゴール・4アシストの結果を残している三笘。彼のプレーを見ていれば分かるとおり、元来から闇雲にドリブルで仕掛ける選手ではなく、状況判断をしながら最善策を選ぶタイプである。ブライトンでプレーし始めてから1年強を経過し、そのスタイルはさらに成熟している。
マルセイユ戦では、敵のエリア内でチーム最多ボールタッチ数となる7回を記録。またファイナルサードでは24回ボールに触れ、ドリブル&前方へボールを運ぶ部門でもチーム1位の11度を記録した。距離にしてみると202メートルである。敵のエリア内でのパス成功回数も最多の5回である。
三笘の能力の高さとインテリジェンスの融合は、ブライトンにとっては何ものにも代え難いアセットである。だからこそデ・ゼルビ監督は、彼に全幅の信頼を置き、チーム最大の武器として常にピッチに残している。クラブとして初の舞台、このアウェーのマルセイユ戦でも、それは明らかに見受けられた。
取材・文●リッチー・ミルズ(ブライトン番記者)
翻訳●松澤浩三
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