香川との共闘に強い興味
比較的恵まれた環境でプレーできているだけに、丸橋は「もっとやらなければいけない」と危機感を募らせている。ストロングである左足のクロスやキック、FKなどを思うように出せず、得点に絡めていないことには特に責任を痛感している様子だ。
「スミス監督の時は本当に少人数でカウンターを仕掛ける形だったんで、僕が前に上がっていくチャンスもほとんどなかったけど、今はボール保持しながら組み立てるスタイルになりつつあるので、攻撃参加に行ける回数は確実に多くなるという感覚はあります。
今、BGには広島や清水にいた経験のあるFWティーラシンがいるんですけど、彼をもっと良い形でサポートできればチャンスも増えてくる。できるだけ近くでプレーして、関係性も改善して、ホットラインを形成したいですね。それが自分のスコアポイントとチームの結果に大きく影響してくると思います」
今季終盤に希望を抱く丸橋。初めての単身赴任生活、高温多湿の気候、物事が思うように運ばないなど、セレッソ時代にはなかったことの連続だが、異文化に身を投じたことで、1人の人間としての器も確実に広がっているはず。この貴重な経験をいかにして今後に活かすのか。そこも非常に興味深いところだ。
「スミス監督の時は本当に少人数でカウンターを仕掛ける形だったんで、僕が前に上がっていくチャンスもほとんどなかったけど、今はボール保持しながら組み立てるスタイルになりつつあるので、攻撃参加に行ける回数は確実に多くなるという感覚はあります。
今、BGには広島や清水にいた経験のあるFWティーラシンがいるんですけど、彼をもっと良い形でサポートできればチャンスも増えてくる。できるだけ近くでプレーして、関係性も改善して、ホットラインを形成したいですね。それが自分のスコアポイントとチームの結果に大きく影響してくると思います」
今季終盤に希望を抱く丸橋。初めての単身赴任生活、高温多湿の気候、物事が思うように運ばないなど、セレッソ時代にはなかったことの連続だが、異文化に身を投じたことで、1人の人間としての器も確実に広がっているはず。この貴重な経験をいかにして今後に活かすのか。そこも非常に興味深いところだ。
「今季終了後のことはまだ考えていません。タイでもう少しチャレンジしたい気持ちもある反面、家族のいる大阪に戻ってセレッソで一から競争したい気持ちもあって、五分五分といったところですね。
タイではまだ10試合くらいしか出ていないし、個人としては結果も残せていない。『やり切った』とは言えないのも事実です。1人のプレーヤーとしては挑戦を続けたほうがいいんだろうと感じる部分も多々ありますね。
ただ、セレッソも(香川)真司君が帰ってきたし、マリノスにも勝ってここから上昇気流に乗っていくところ。キヨ君も間もなく怪我から復帰するでしょうし、真司君とキヨが揃ったらどんなサッカーになるんだろうという期待感も大きいです。
真司君とは僕が新人だった2009年から1年半一緒にやりましたけど、試合にはほとんど一緒に出ていない。お互い選手としての残された時間が減っているなか、また一緒にやれるチャンスも限られているので、ぜひ共闘したいという思いは強いですね。
今、セレッソに戻ったら(山中)亮輔たちとのポジション争いを強いられますけど、それはプロとして当然のこと。戻ると決めるのであれば、ゼロから向かっていくつもりです。
どういう結論になるか分かりませんけど、とにかく今は5月末までのタイリーグで結果を出すことに集中したい、貴重な時間を楽しみます」
目を輝かせる丸橋。シーズン終盤にインパクトを残せれば、彼自身も大きな自信と手応えをつかんで異国1年目を終えることができる。目先の一戦一戦に全力を注ぎ、納得できる成果を手にしてほしいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
【PHOTO】C大阪復帰後初ゴールでスタジアム大盛り上がり!先制点を決めた香川真司を特集!
タイではまだ10試合くらいしか出ていないし、個人としては結果も残せていない。『やり切った』とは言えないのも事実です。1人のプレーヤーとしては挑戦を続けたほうがいいんだろうと感じる部分も多々ありますね。
ただ、セレッソも(香川)真司君が帰ってきたし、マリノスにも勝ってここから上昇気流に乗っていくところ。キヨ君も間もなく怪我から復帰するでしょうし、真司君とキヨが揃ったらどんなサッカーになるんだろうという期待感も大きいです。
真司君とは僕が新人だった2009年から1年半一緒にやりましたけど、試合にはほとんど一緒に出ていない。お互い選手としての残された時間が減っているなか、また一緒にやれるチャンスも限られているので、ぜひ共闘したいという思いは強いですね。
今、セレッソに戻ったら(山中)亮輔たちとのポジション争いを強いられますけど、それはプロとして当然のこと。戻ると決めるのであれば、ゼロから向かっていくつもりです。
どういう結論になるか分かりませんけど、とにかく今は5月末までのタイリーグで結果を出すことに集中したい、貴重な時間を楽しみます」
目を輝かせる丸橋。シーズン終盤にインパクトを残せれば、彼自身も大きな自信と手応えをつかんで異国1年目を終えることができる。目先の一戦一戦に全力を注ぎ、納得できる成果を手にしてほしいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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