“万博の悲劇”を招いた男が、CS3試合連続ゴールを決めて“Eスタの奇跡”を起こすか。
ミックスゾーン(取材エリア)で話し続ける今野は、「すごい情けないし、もったいない。チームを追い込んでしまった感じがある」とミスを悔いたが、話が第2戦に向けられると語気を強めた。
「僕らは2日間でリフレッシュして、(第2戦に)2点差以上で勝てばいい。まだ(優勝の)チャンスはあると思っている。俺らには点が必要。リスクを負って攻めないといけない、という難しいミッションが待っている」
今野はチャンピオンシップ準決勝の浦和戦、同決勝第1戦の広島戦と2試合連続ゴールを決めており、「今、最も乗っている男」と言っても過言ではない。“万博の悲劇”を招いた男は、5日の第2戦で3試合連続ゴールを叩き込んで“Eスタの奇跡”を起こすか。
G大阪の優勝を願う誰もが、背番号15のリベンジを期待している。
取材・文●大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)