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ミーティングで厳しい言葉「なんだ、今日の練習の雰囲気は。そんなのでいいのか?」徳永涼が貫いたキャプテンシーで、急造チームは一気にまとまった

カテゴリ:大学

安藤隆人

2023年03月08日

「次こそはプレーを見てもらえるように」

憧れの中村憲剛とばったり遭遇。「これからも注目しているから」と声をかけられた。写真:安藤隆人

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 昨年のプレミアリーグEASTのアウェー川崎フロンターレU-18戦では、中村が視察に訪れていたが、徳永は累積警告で出場できなかった。

「デンチャレのメンバーリストを見て、プレーオフ選抜のコーチに中村憲剛さんがいることを知ってから、ずっとプレーオフ選抜との試合を楽しみにしていた」が、前述した通り、この試合も出場停止。

「プレーを見てもらいたいのに、本当に悔しい」と最後までこぼしていた徳永だったが、関東選抜B戦後に、ついに憧れの人物にバッタリと遭遇し、そこで「知っているよ。プレーを見たいけど、なかなか見られないよね。でも、これからも注目しているから、大学サッカーでの対戦(中村は中央大サッカー部のコーチでもある)を楽しみにしているよ」と声をかけられた。
 
「憧れの憲剛さんが僕のことを認知してくれていただけでも嬉しい。次こそはプレーを見てもらえるように、その時に今よりも、もっと成長できているように頑張りたい。筑波大に貢献できるように努力することはもちろん、日本高校選抜を最後まで責任を持って引っ張っていくこともやり切りたいと思います」

 稀有なキャプテンシーと憧れの存在に目を輝かせる純粋な向上心を持ち合わせた徳永は、これからも力強く前に向かって走っていく。周りの期待と信頼を一身に背負って。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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