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柿谷曜一朗の決意。徳島移籍にかける思い。「若い子たちに背中を見せたい」。“本当のプロ”になった地で、新たな成長を求めて

カテゴリ:Jリーグ

渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年02月19日

こだわるのは結果につながるプレー

柿谷曜一朗(かきたに・よういちろう)90年1月3日生、大阪府出身。176センチ・68キロ。J1通算238試合52得点、J2通算168試合23得点、J3通算1試合0得点(2月17日時点)。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 プレシーズンの徳島は、 ダニエル ・ポヤトス前体制時の4-3-3からマイナーチェンジ。ポゼッション志向は変わらないものの、4-3-1-2でトップ下を置くシステムが採用されている。

 柿谷に求められるのは、バイタルエリアで違いを生み出すプレーだ。「別にポジションはどこでもいい」とし、むしろこだわるのは結果につながるプレーだという。

 若手の技巧派が多い徳島では、「ポゼッションのところは任せて、自分が良いポジションを取っていれば」と仕掛けるプレーをファーストチョイスに上げた。一方で、「自分がボールを奪って早くその形を作ってあげるのにもチャレンジしている」と楽しげに語る。

 また、スペイン流のポジショナルプレーには、数々の経験を持つ柿谷も大きな刺激を受けているという。

「いろんなやり方があるなかで、このチームは全員が的確なポジショニングをする。身体もですが、頭がすごく疲れる」

 レヴィー・クルピ監督のC大阪ではブラジル的な個性を尊重した戦いを、名古屋時代にイタリア人指揮官マッシモ・フィッカデンティのもとで守備的なサッカーも経験。「ロティーナもスペイン人でしたけど、どちらかと言えば堅いサッカー」で、ラバイン監督の徳島では今までにないトレーニングとスタイルで充実した時を過ごしている。

「今がどうかと言われれば、充実した一年になりそうな気がしています。やりやすさとやりがいが、すごくある」と笑顔ものぞかせた。
 
 現在のチームについては、「(入団前は)選手一人ひとりの力量が分かっていたわけではないけど、キャンプや日々の練習から、高い能力を感じさせる選手が揃っています。若い選手たちもみんなしっかりしていて、当時の僕みたいに学生ノリと言いますか、ちゃらんぽらんで入ってきているような子は今はもういないかな(笑)。

 一人ひとりが切磋琢磨しながら、成長していければ、昇格も全然可能だと思うし、そのなかで、自分もしっかりと成長できれば。とにかく今は、自分の経験や力をすべて徳島に注ぐだけやと思います」と意気込みを語った。

「最後に」ではなく「もう一度」。33歳となった“天才”は、新たな成長を求めて古巣徳島に帰ってきた。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

※本稿は『サッカーダイジェスト』2023年2月23日号から転載。一部加筆修正あり。

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