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柿谷曜一朗の決意。徳島移籍にかける思い。「若い子たちに背中を見せたい」。“本当のプロ”になった地で、新たな成長を求めて

カテゴリ:Jリーグ

渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年02月19日

「倉貫さんの背中を見て、僕はプロになれた」

背番号は、恩人がかつて背負っていた「8番」。周囲の大きな期待に応える活躍を見せたい。(C)TOKUSHIMA VORTIS

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 そこへ再び声をかけたのが徳島だった。オファーについて尋ねると、「もともといろんな話をずっとしていて。僕の気持ちも考えながら声をかけてくれた。本当に理解のある方々がいっぱいいました」と感謝する。

 1月9日に行なわれた新体制発表会で、 「僕の前に(背番号8を)つけていた倉貫さんの背中を見て、僕はプロになれたと思っています。その地にもう一回戻ってきたいと考えるのは当然のこと」と語り、特別な想いを持って古巣に帰ってきた。

 その一方で、1度目の移籍との違いについてはこう語っている。

「自分が (当時の倉貫さんのような)年齢になって、若い子たちにそういう背中を見せたいなと」

 そんな想いが浮かんだのは、家族の存在も大きかった。当初は、「家族ができて自分の気持ちや、家族への気持ちや、サッカーへの気持ちに多少なりとも変化があるなかで、徳島に行くのを僕だけでは決められない部分もあった。下の子はまだ何も分からないから大丈夫でも、上の子は幼稚園に行って、友だちもできて、ちょっと申し訳ない気持ちもありました」と明かす。
 
「奥さんは東京の人で、大阪、名古屋、徳島となかなか地元に戻ることもできずに、ずっとサポートしてくれている。選手の奥さんだからそれが当たり前と思う人もおるし、大変やなと思ってくれる人も。僕以上にいろんなストレスもかかると思う。辛抱強く今までやってきてくれたし、徳島でもう一回勝負したいという気持ちを伝えるまでもなく、みんなで(徳島に)行こうかと言ってくれた。そういう期待にも応えたい」

 様々な想いを抱えて戻ってきた徳島で、新たな一歩を踏み出した。

 今季から指揮を執る35歳のベニャート・ラバイン監督については、「初めて監督をやるなかで、緊張じゃないけど、難しさもあるやろうし。監督の経験がないぶん、特に僕たちベテラン選手がより理解してあげることが大事やし、みんなが目ざす方向を示してあげながら、監督が一番やりやすいように」と配慮。指揮官との相互理解も深まってきているようで、チームが目ざすスタイルを聞くとこう明かした。

「ポゼッションサッカーという言い方はどうかと思います。人それぞれの考え方もあるし、やっているポジションによっても違うと思う。激しく戦うことがサッカーであったり、FWからすればゴールを決めることがサッカーだったり。いろんな一人ひとりの価値観があるなかで、すべての要素が含まれているのが、今の監督が目ざすサッカーやと思う」
 
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