「もちろん代表を目指していますし、リオ五輪にも出場したい」
――今季はプロ1年目。ここまで自分の出来は100点満点中、何点?
40点ぐらい。今はレギュラーで試合に出ているので、それを考えても50点ぐらいです。課題のほうが多く、試合に絡む時期も遅かったので。序盤戦は怪我の影響もあり、『もっとできるのに、なんで上手くいかないんだろう』という日々が続きました。一度ミスして、次はできると思って自信を持って臨んだのに、また同じミスを繰り返したり……。当初は自分の特長が周りに知られていないというのもありましたね。
――どうやってその日々を抜け出したのでしょうか?
できないことばかりが目に付いて『これもできない、あれもできない』という状態でしたが、それでも自分の能力を高めるしかない。例えば、居残りで板倉(滉)と1対1に取り組み、練習でもドリブルを意識しました。サブ組のSBなど余ったポジションで使われる時もありましたが、少しずつポジションを前に上げていったという感じですね。
――先発を続けるなか、メンタル面で変わったことは?
良いプレーをしないとすぐに外される状況なので、逆に試合の頭から積極的に入れるというか、毎試合『これが最後』という強い気持ちでプレーできるようになりました。
――結果を残し続ければ、U-22代表への選出も見えてきます。
もちろん代表を目指していますし、リオ五輪にも出場したい。ただ、今まで年代別代表に選出された経験はなく、佐賀県選抜止まりだったので、日の丸を背負うイメージは湧かないですね。とはいえ、試合に出られるようになって、代表への想いは一層強くなりました。今は川崎で足場を固めて結果を残すのが先決です。
――同世代へのライバル心は?
ライバルは特にいなくて、そもそも自分が誰かに負けているとも思っていません。やっぱり自信がないと戦えないですから。結果を残している選手はいますが、自分とはスタイルや武器が違うと割り切っています。
――活躍を続けるのが今の目標?
はい。代表はその先にあるものだと思っています。リオ五輪世代で試合に出続けている選手は少ないので、自分にも絶対にチャンスは巡って来るはず。自分のできること、できないことを見極め、日々精進しながら試合で全力を尽くすのみです。
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
PROFILE
なかの・よしひろ/1993年2月24日生まれ、鹿児島県出身。176センチ・66キロ。パルティーダU-12-パルティーダU-15-佐賀東高-筑波大-川崎。川崎では3-4-3の左ウイングバックで起用され、激しい上下動で攻守に貢献。切り込み役を担い、果敢な仕掛けで局面を打開する。
40点ぐらい。今はレギュラーで試合に出ているので、それを考えても50点ぐらいです。課題のほうが多く、試合に絡む時期も遅かったので。序盤戦は怪我の影響もあり、『もっとできるのに、なんで上手くいかないんだろう』という日々が続きました。一度ミスして、次はできると思って自信を持って臨んだのに、また同じミスを繰り返したり……。当初は自分の特長が周りに知られていないというのもありましたね。
――どうやってその日々を抜け出したのでしょうか?
できないことばかりが目に付いて『これもできない、あれもできない』という状態でしたが、それでも自分の能力を高めるしかない。例えば、居残りで板倉(滉)と1対1に取り組み、練習でもドリブルを意識しました。サブ組のSBなど余ったポジションで使われる時もありましたが、少しずつポジションを前に上げていったという感じですね。
――先発を続けるなか、メンタル面で変わったことは?
良いプレーをしないとすぐに外される状況なので、逆に試合の頭から積極的に入れるというか、毎試合『これが最後』という強い気持ちでプレーできるようになりました。
――結果を残し続ければ、U-22代表への選出も見えてきます。
もちろん代表を目指していますし、リオ五輪にも出場したい。ただ、今まで年代別代表に選出された経験はなく、佐賀県選抜止まりだったので、日の丸を背負うイメージは湧かないですね。とはいえ、試合に出られるようになって、代表への想いは一層強くなりました。今は川崎で足場を固めて結果を残すのが先決です。
――同世代へのライバル心は?
ライバルは特にいなくて、そもそも自分が誰かに負けているとも思っていません。やっぱり自信がないと戦えないですから。結果を残している選手はいますが、自分とはスタイルや武器が違うと割り切っています。
――活躍を続けるのが今の目標?
はい。代表はその先にあるものだと思っています。リオ五輪世代で試合に出続けている選手は少ないので、自分にも絶対にチャンスは巡って来るはず。自分のできること、できないことを見極め、日々精進しながら試合で全力を尽くすのみです。
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
PROFILE
なかの・よしひろ/1993年2月24日生まれ、鹿児島県出身。176センチ・66キロ。パルティーダU-12-パルティーダU-15-佐賀東高-筑波大-川崎。川崎では3-4-3の左ウイングバックで起用され、激しい上下動で攻守に貢献。切り込み役を担い、果敢な仕掛けで局面を打開する。