早い段階で柏木や柴崎を投入するのも一案だ。

試合会場のマスカットの猛暑は、「ひとつの問題にはなる」(長谷部)と選手たちも懸念する。チーム全体が最後まで集中力を保てるような采配も重要な要素だ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)
試合会場のマスカットは日本やヨーロッパとは比べものにならないほど暑く、日本の選手たちにとって「ひとつの問題にはなる」(長谷部)のは間違いない。試合が進むにつれて疲労の色は濃くなり、当然プレー精度も落ちるだろう。そうした時にピッチ上の選手たちが集中力を高く保つのはもちろんだが、ベンチの采配も試合展開を左右する重要な要素だ。
押し込む展開が予想されるシリア戦で避けたいのは、ゴールを奪えないまま終盤までもつれ込むこと。シリアが引き分け上等でさらに守りを固めてくれば、それだけ日本が使えるスペースは減り、攻略も難しくなる。ハリルホジッチ監督には、そうした状況に陥る前に手を打つことが求められる。
例えば、仕掛けの肝になるウイングに疲れが見えたら、フレッシュな選手を投入して活性化する。また、ボランチが有効な縦パスを入れられなければ、早い段階で柏木や柴崎を投入するなり、ビルドアップの部分でもテコ入れしたい。
今回は初招集の南野をはじめ、清武、宇佐美、武藤などスピードとテクニックに長けた選手には事欠かない。ハリルホジッチ監督は、常に相手の先手を取るような有効な交代策を心掛けるべきだろう。
取材・文:五十嵐創(サッカーダイジェストWeb編集部)
押し込む展開が予想されるシリア戦で避けたいのは、ゴールを奪えないまま終盤までもつれ込むこと。シリアが引き分け上等でさらに守りを固めてくれば、それだけ日本が使えるスペースは減り、攻略も難しくなる。ハリルホジッチ監督には、そうした状況に陥る前に手を打つことが求められる。
例えば、仕掛けの肝になるウイングに疲れが見えたら、フレッシュな選手を投入して活性化する。また、ボランチが有効な縦パスを入れられなければ、早い段階で柏木や柴崎を投入するなり、ビルドアップの部分でもテコ入れしたい。
今回は初招集の南野をはじめ、清武、宇佐美、武藤などスピードとテクニックに長けた選手には事欠かない。ハリルホジッチ監督は、常に相手の先手を取るような有効な交代策を心掛けるべきだろう。
取材・文:五十嵐創(サッカーダイジェストWeb編集部)