チームの現状に北野も危機感
逆に日本は相手DFのマークを剥がせず、スペースも使えない状況に陥ってしまう。その結果、ブロックの外で回すシーンが増え、チャレンジしたパスを奪われてカウンターを受けるケースが多かった。
実際に前後半を通じて放ったシュートはわずかに2本で、前半に至っては1本も打てていない。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でしかアジアの舞台を経験していない主将の山根は、「(イエメンのように戦ってくる相手は)U-20アジアカップであるか分からないけど」と語るも、特殊な戦術を敷きながら自分たちのストロングポイントを全面に押し出してくる相手は存在する。
「パレスチナ戦でもこういう感じで戦ってくると事前に思っていた形で、これが2試合続いてたらと思うと…」と冨樫監督は苦笑いを浮かべたが、こうした相手がいるというのを知れただけでも予選を戦う意味があった。
実際に前後半を通じて放ったシュートはわずかに2本で、前半に至っては1本も打てていない。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でしかアジアの舞台を経験していない主将の山根は、「(イエメンのように戦ってくる相手は)U-20アジアカップであるか分からないけど」と語るも、特殊な戦術を敷きながら自分たちのストロングポイントを全面に押し出してくる相手は存在する。
「パレスチナ戦でもこういう感じで戦ってくると事前に思っていた形で、これが2試合続いてたらと思うと…」と冨樫監督は苦笑いを浮かべたが、こうした相手がいるというのを知れただけでも予選を戦う意味があった。
環境の違いも中東勢との対戦も含め、これぞ“アジアの戦い”だ。U-20アジア杯まで残された期間はわずかに半年。W杯出場を目ざすチームだが、現状ではまだまだ不安も付きまとう。チームの現状に10番を背負う北野も危機感をつのらせる。
「正直、このままの状態だったら怪しいですし、どんな相手でも圧倒できないと、サウジアラビアや韓国に対して、これから戦っていかないといけないので、そこを考えるともっと最終予選までに力をつけて、チームとしてもっと良いものを発揮できるように、それぞれが帰ってからが勝負」
誰もが4連勝には満足していないし、このままの状態ではW杯の上位進出はおろか、出場権の獲得すら怪しいと感じているに違いない。今回の経験がさらなる成長のエネルギーになるか。多くの「気づき」を得たU-19日本代表にとって、今予選の成果をジャッジするのはまだ先になりそうだ。
取材・文●松尾祐希(フリーライター)
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