会長選でラポルタが勝っていればバルサも。
ポグバの獲得を目論んでいたのは、チェルシーとシティだけではない。バルセロナもまた、7月の会長選で元会長のジョアン・ラポルタが勝っていれば、公約通りにポグバ獲りに乗り出す準備があった。
ラポルタはライオラと何度か会って話をしており、選挙に向けてポグバ自身に「ラポルタが当選したらバルセロナに行く」と言わせようとすらした。さすがにこれはポグバに断られたが。
これらの経緯を見るかぎり、来年の夏もポグバがメルカートの主役を演じるのは間違いないだろう。
ユーベのマロッタGDは、こう言っている。
「ポグバがこのまま成長すれば、来夏には1億ユーロ以下では売れないほどの価値を持つことになるだろう」
皮肉な話だが、ポグバ自身がもっとも行きたいクラブは、今夏に動いた3つのいずれでもなく、メガクラブの中では唯一、彼に強い興味を示していないレアル・マドリーだ。
この意中のクラブからオファーが届けば、彼はチェルシーやシティを下回る条件でもおそらく受け入れるだろう。
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
※ワールドサッカーダイジェスト2015.10.1号より加筆・修正
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【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO / SKY ITALIA
ジャンルカ・ディ・マルツィオ
1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。父は70~90年代にナポリ、ジェノア、レッチェなどで監督を歴任し、現在はTVコメンテーターのジャンニ・ディ・マルツィオ。選手としては才能に恵まれず、ジャーナリストを志し、パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタート。04年から『スカイ・イタリア』に所属する。父を通して得た人脈を活かしてカルチョの世界に広いネットワークを築き、移籍マーケットの専門記者という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、13年1月にグアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。
ラポルタはライオラと何度か会って話をしており、選挙に向けてポグバ自身に「ラポルタが当選したらバルセロナに行く」と言わせようとすらした。さすがにこれはポグバに断られたが。
これらの経緯を見るかぎり、来年の夏もポグバがメルカートの主役を演じるのは間違いないだろう。
ユーベのマロッタGDは、こう言っている。
「ポグバがこのまま成長すれば、来夏には1億ユーロ以下では売れないほどの価値を持つことになるだろう」
皮肉な話だが、ポグバ自身がもっとも行きたいクラブは、今夏に動いた3つのいずれでもなく、メガクラブの中では唯一、彼に強い興味を示していないレアル・マドリーだ。
この意中のクラブからオファーが届けば、彼はチェルシーやシティを下回る条件でもおそらく受け入れるだろう。
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
※ワールドサッカーダイジェスト2015.10.1号より加筆・修正
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【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO / SKY ITALIA
ジャンルカ・ディ・マルツィオ
1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。父は70~90年代にナポリ、ジェノア、レッチェなどで監督を歴任し、現在はTVコメンテーターのジャンニ・ディ・マルツィオ。選手としては才能に恵まれず、ジャーナリストを志し、パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタート。04年から『スカイ・イタリア』に所属する。父を通して得た人脈を活かしてカルチョの世界に広いネットワークを築き、移籍マーケットの専門記者という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、13年1月にグアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。