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【喜熨斗勝史の欧州戦記|第16回】カタール・ワールドカップを画期的な大会にするテクノロジーの全貌。だがベンゲルは「一番大事なこと」に言及

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2022年07月29日

明文化された方向性を示すことは大事

7月はカタールに訪れていた喜熨斗コーチ。

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 そして、その“違い”を埋める手段として私が期待しているのは、先日発表された『Japan's Way』です。日本サッカー協会による日本サッカーの強化指針ですが、以前、私が参加したFIFA主催の『タレントディベロップメントスキーム』という会議でもFIFAの方から言われたように、漠然としたものではなく、明文化された方向性を示すことは大事です。その一歩を踏み出したのはポジティブ。幹になる“指針”をより強固にするため、海外リーグに所属する選手や指導者たちが刺激を与える存在になれば良いですね。

――◆――◆――
 
PROFILE
喜熨斗勝史
きのし・かつひと/1964年10月6日生まれ、東京都出身。日本体育大卒業後に教員を経て、東京大学大学院に入学した勤勉家。プロキャリアはないが関東社会人リーグでプレーした経験がある。東京都高体連の地区選抜のコーチや監督を歴任したのち、1995年にベルマーレ平塚でプロの指導者キャリアをスタート。その後は様々なクラブでコーチやフィジカルコーチを歴任し、2004年からは三浦知良とパーソナルトレーナー契約を結んだ。08年に名古屋のフィジカルコーチに就任。ストイコビッチ監督の右腕として10年にはクラブ初のリーグ優勝に貢献した。その後は“ピクシー”が広州富力(中国)の指揮官に就任した15年夏には、ヘッドコーチとして入閣するなど、計11年半ほどストイコビッチ監督を支え続けている。
指導歴
95年6月~96年:平塚ユースフィジカルコーチ
97年~99年:平塚フィジカルコーチ
99年~02年:C大阪フィジカルコーチ
02年:浦和フィジカルコーチ
03年:大宮フィジカルコーチ
04年:尚美学園大ヘッドコーチ/東京YMCA社会体育保育専門学校監督/三浦知良パーソナルコーチ
05年:横浜FCコーチ
06年~08年:横浜FCフィジカルコーチ(チーフフィジカルディレクター)
08年~14年:名古屋フィジカルコーチ
14年~15年8月:名古屋コーチ
15年8月~:広州富力トップチームコーチ兼ユースアカデミーテクニカルディレクター
19年11月~12月:広州富力トップチーム監督代行
21年3月~: セルビア代表コンディショニングコーチ
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