川崎フロンターレ版や浦和レッズ版のリリースも?
――今の日本版アプリはパリサンジェルマン・バージョンですが、今後はJリーグ・クラブのバージョンもありえるということですか?
「是非とも進めていきたいと思っています。Jリーグの歴史の中で、語学学習アプリは今までないですしね。GOAL APP JAPANの成長戦略としては3つの柱があります。1つ目が海外チームを増やすこと、2つ目がJクラブにローカライズすること、3つ目が野球、バスケットボール、ラグビー、アメフトなどサッカー以外の競技にも手を広げていくことです」
――仮に川崎フロンターレ版や浦和レッズ版のアプリが出れば、日本の子供たちはすごく使ってくれそうですね。
「そう思います。私は広島出身なのでサンフレッチェ広島のファンなのですが、Jリーグのファンはクラブ愛が非常に強いので、自分のクラブのアプリがあればダウンロードしてくれる可能性が高まりますよね。その一方で、選手がJクラブから海外クラブに移籍すると、Jクラブのファンが海外クラブも応援するようになる。例えば、旗手選手がセルティックに移籍したから、フロンターレのファンがセルティックも応援している。だからフロンターレのファンは、フロンターレ版とセルティック版のアプリを使ってくれる可能性もありますよね」
――海外クラブもパリサンジェルマン以外に増える可能性があるのでしょうか?
「はい。まだローンチ前なので具体的なクラブ名は避けさせていただきますが、すでに開発が進んでいる有名クラブがいくつかあります。日本での展開にすごく前向きなクラブもあって、独自の仕掛けも考えています。語学学習アプリに違うビジネスをセットして、デジタルマーケティングをサポートしたりとか、海外クラブの日本進出をサポートする役割も今後はやっていきたいと思っています。サッカーファンは楽しみにしていただければ嬉しいですね」
「是非とも進めていきたいと思っています。Jリーグの歴史の中で、語学学習アプリは今までないですしね。GOAL APP JAPANの成長戦略としては3つの柱があります。1つ目が海外チームを増やすこと、2つ目がJクラブにローカライズすること、3つ目が野球、バスケットボール、ラグビー、アメフトなどサッカー以外の競技にも手を広げていくことです」
――仮に川崎フロンターレ版や浦和レッズ版のアプリが出れば、日本の子供たちはすごく使ってくれそうですね。
「そう思います。私は広島出身なのでサンフレッチェ広島のファンなのですが、Jリーグのファンはクラブ愛が非常に強いので、自分のクラブのアプリがあればダウンロードしてくれる可能性が高まりますよね。その一方で、選手がJクラブから海外クラブに移籍すると、Jクラブのファンが海外クラブも応援するようになる。例えば、旗手選手がセルティックに移籍したから、フロンターレのファンがセルティックも応援している。だからフロンターレのファンは、フロンターレ版とセルティック版のアプリを使ってくれる可能性もありますよね」
――海外クラブもパリサンジェルマン以外に増える可能性があるのでしょうか?
「はい。まだローンチ前なので具体的なクラブ名は避けさせていただきますが、すでに開発が進んでいる有名クラブがいくつかあります。日本での展開にすごく前向きなクラブもあって、独自の仕掛けも考えています。語学学習アプリに違うビジネスをセットして、デジタルマーケティングをサポートしたりとか、海外クラブの日本進出をサポートする役割も今後はやっていきたいと思っています。サッカーファンは楽しみにしていただければ嬉しいですね」
――パリサンジェルマン版をローンチされて約1か月ほどですが、初動のダウンロード数はいかがですか?
「サッカークラブがサポートする語学学習アプリは日本初上陸だったので、私たちも未知数の部分もありましたが、最初の規模感としては良い方だと思っています。ほとんど宣伝広告も打っていない中では優秀ですね。現在はiPhone版のみの展開ですが、近いうちにAndroid版のリリースも予定しているので、さらに多くの方に楽しんでいただけると信じています。目標としては、2025~2026年までに日本国内で400万ダウンロード、有料使用者が35万人を想定しています。クラブ数を増やしていけば達成可能と見ています」
――『GOALアプリ』を通じて、日本人にどんな体験をしてほしいですか?
「語学学習というのは言うまでもなく一石二鳥にいくものではなく、『GOALアプリ』をダウンロードしたからといって、すぐに英語やフランス語、スペイン語が流暢に喋れるようになるわけではありません。ただ、語学学習に触れることで、少なくとも初歩的な会話ができるようになるはずです。レストランへ行った時、選手にサインをお願いする際はこういう風に話しかけるとか、日常に起こるシーンごとに学べます。語学学習はやっぱり大変ですし、続かない方も多いと思うんですが、大好きなサッカー、そして応援しているクラブや選手と一緒に学べるなら意欲が増す人も多いはずです。私の周りにも、『このアプリなら選手も出てくるし、フランス語学習が続きそう』って言ってくれた友人もいました。あとはインセンティブを楽しんでほしいですね」
――具体的にどういったインセンティブですか?
「学習を進めていくと、ポイントが貯まっていく仕組みです。それをグッズやデジタルコンテンツと交換できたり、グッズ購入のクーポンとしても使えます。パリサンジェルマン版では、サイン入りグッズが抽選で当たります。課金は月額で700円、年間割引だと5400円です。5400円というのは、サッカーファンなら1、2試合の観戦で使うくらいの金額ですよね。それで語学学習をしながら、さらにオリジナルグッズがもらえたり、グッズ購入クーポンがもらえたりするなら、かなりお買い得だと思っています。語学学習以外でも、このアプリを持っている付加価値は十分にあります」
――グッズがもらえるというのは、サッカーファンにとって大きな学習モチベーションに繋がりますよね。
「間違いないですね。そこはパリサンジェルマン側もすごく協力的ですし、これからJクラブとビジネスを進めていく際にも大きな強みになる気がしています。毎週なにかしらのインセンティブをつけたり、グッズ担当と話し合ってオリジナル商品を作ったり、普段は埋もれているけど実は大事なクラブの情報を出したりとか、そういうクラブとファンを繋ぐエンゲージメント・アプリに進化できれば良いなと思っています」
――Jクラブで展開する際は、語学学習をベースにしつつファンとクラブのエンゲージメントを高めるための施策につなげたいと?
「その通りです。学習のある段階まで行ったらクラブから表彰されるとか、そういった企画も面白いと思っています。将来的にはNFTとの連携なども含め、日本サッカーの新しいマーケットの開拓にも繋げていきたいですね」
インタビュー●白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
「サッカークラブがサポートする語学学習アプリは日本初上陸だったので、私たちも未知数の部分もありましたが、最初の規模感としては良い方だと思っています。ほとんど宣伝広告も打っていない中では優秀ですね。現在はiPhone版のみの展開ですが、近いうちにAndroid版のリリースも予定しているので、さらに多くの方に楽しんでいただけると信じています。目標としては、2025~2026年までに日本国内で400万ダウンロード、有料使用者が35万人を想定しています。クラブ数を増やしていけば達成可能と見ています」
――『GOALアプリ』を通じて、日本人にどんな体験をしてほしいですか?
「語学学習というのは言うまでもなく一石二鳥にいくものではなく、『GOALアプリ』をダウンロードしたからといって、すぐに英語やフランス語、スペイン語が流暢に喋れるようになるわけではありません。ただ、語学学習に触れることで、少なくとも初歩的な会話ができるようになるはずです。レストランへ行った時、選手にサインをお願いする際はこういう風に話しかけるとか、日常に起こるシーンごとに学べます。語学学習はやっぱり大変ですし、続かない方も多いと思うんですが、大好きなサッカー、そして応援しているクラブや選手と一緒に学べるなら意欲が増す人も多いはずです。私の周りにも、『このアプリなら選手も出てくるし、フランス語学習が続きそう』って言ってくれた友人もいました。あとはインセンティブを楽しんでほしいですね」
――具体的にどういったインセンティブですか?
「学習を進めていくと、ポイントが貯まっていく仕組みです。それをグッズやデジタルコンテンツと交換できたり、グッズ購入のクーポンとしても使えます。パリサンジェルマン版では、サイン入りグッズが抽選で当たります。課金は月額で700円、年間割引だと5400円です。5400円というのは、サッカーファンなら1、2試合の観戦で使うくらいの金額ですよね。それで語学学習をしながら、さらにオリジナルグッズがもらえたり、グッズ購入クーポンがもらえたりするなら、かなりお買い得だと思っています。語学学習以外でも、このアプリを持っている付加価値は十分にあります」
――グッズがもらえるというのは、サッカーファンにとって大きな学習モチベーションに繋がりますよね。
「間違いないですね。そこはパリサンジェルマン側もすごく協力的ですし、これからJクラブとビジネスを進めていく際にも大きな強みになる気がしています。毎週なにかしらのインセンティブをつけたり、グッズ担当と話し合ってオリジナル商品を作ったり、普段は埋もれているけど実は大事なクラブの情報を出したりとか、そういうクラブとファンを繋ぐエンゲージメント・アプリに進化できれば良いなと思っています」
――Jクラブで展開する際は、語学学習をベースにしつつファンとクラブのエンゲージメントを高めるための施策につなげたいと?
「その通りです。学習のある段階まで行ったらクラブから表彰されるとか、そういった企画も面白いと思っています。将来的にはNFTとの連携なども含め、日本サッカーの新しいマーケットの開拓にも繋げていきたいですね」
インタビュー●白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト編集部)