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「我々には明確なプレーモデル、原則がある」“岡田メソッド”が浸透するFC今治とは一体いかなるチームなのか?

カテゴリ:Jリーグ

大中祐二

2022年03月12日

「フィロソフィーのもと、われわれには明確なプレーモデル、原則があって、それを共有している」

■今季のJ3を、こう戦う

 岡田メソッドという「知」を共有する、集団指導体制も、チームの大きな特徴だ。昨年、橋川監督の就任と同時に取り入れられ、岡田会長も試合中の議論に加わるようになった。

「去年の終盤は、パートナー企業の方と一緒で外せない時や、アウェーで映像でしか試合を見られない時も、電話でハーフタイムの議論に加わっていました。今年はキャンプも行きましたし、練習を見て、アウェーもすべて行きます」
 
 つぶさに見つめる会長のまなざしが、チームに自信と勇気を与えてくれるのは間違いない。橋川監督も、「いろいろな意見が入ってくるのはいいこと。高木(理己)コーチには自分の経験からくる意見があり、アカデミーからは渡邉憲司コーチが新たに加わりました。岡田さんが遠慮せずに言ってきて、私も遠慮せず返せる関係を作ってもいます。自由闊達に意見を言って、最後は私が決断します」と、この体制から最大限、効果を引き出すつもりだ。

 今季のJ3は、戦いの構図が大きく変わる。昨年は降格チームがなかったが、今年は相模原、北九州、松本、そして同じ県の愛媛と、4チームがJ2から降格してきた。JFLからはフィジカルに強みを持ついわきが新たに加わり、大型補強を敢行した岐阜はJ1クラスの選手を揃えている。

「相当、厳しい戦いになるだろうが、ブレずにやることがベスト。やれることをやっていくだけだし、何もレアル・マドリーと試合をするわけじゃない。補強でピースが埋まれば十分に戦っていけます」(岡田会長)

「フィロソフィーのもと、われわれには明確なプレーモデル、原則があって、それを共有しています。岡田メソッドをしっかり持ちながら、J2、J1を目指していかないと意味がない。走り勝ち、球際、切り替えで勝ちます」(橋川監督)

 岡田メソッドだからできるサッカーが、引き続き追求されていくことになる。今シーズンのスローガン、「帆を張れ 全速前進」でJ2昇格に突き進む準備は整っている。

取材・文●大中祐二(フリーライター)
 
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