同年代のなかで常に先のステージへ駆け上がっていった。
井手口は、G大阪ジュニアユースで頭角を表わすと、中3ながら飛び級でG大阪ユースの試合に出場。ユース昇格後は高2の3月(2014年)にJリーグのベンチ入りを果たし、高3に上がる直前の3月31日にはトップ昇格するとともに、同年の10月にはU-19日本代表としてU-19アジア選手権に出場した。そして12月にはU-21日本代表に初選出されるなど、周りの同年代より常に先のステージへと駆け上がっていった。
U-22代表では、今年3月の1次予選には選ばれなかったが、こうして再び招集され、スタメン出場すると、前述したように堂々たるプレーを見せた。
再びミックスゾーンでの一コマ。「1次予選の戦いは見ていた?」という記者の質問に、彼ははっきりと「いや、見ていなかったです」と答え、周囲の笑いを誘った。準備不足という感もあるが、イメージトレーニングをしないまま、ポンと飛び込んでも、しっかりと順応するのはさすがだ。
最後に「楽しめましたか?」と聞くと、「はい、楽しかったです。雰囲気もそうだし、代表で観客がたくさんいるなかでできたのは、すごく楽しかったです」と、笑顔で答えた。
まだあどけなさが残る18歳だが、今まさに天賦の才を開花させようとする彼に、大きな期待を抱いてしまうのは、筆者だけだろうか。
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
U-22代表では、今年3月の1次予選には選ばれなかったが、こうして再び招集され、スタメン出場すると、前述したように堂々たるプレーを見せた。
再びミックスゾーンでの一コマ。「1次予選の戦いは見ていた?」という記者の質問に、彼ははっきりと「いや、見ていなかったです」と答え、周囲の笑いを誘った。準備不足という感もあるが、イメージトレーニングをしないまま、ポンと飛び込んでも、しっかりと順応するのはさすがだ。
最後に「楽しめましたか?」と聞くと、「はい、楽しかったです。雰囲気もそうだし、代表で観客がたくさんいるなかでできたのは、すごく楽しかったです」と、笑顔で答えた。
まだあどけなさが残る18歳だが、今まさに天賦の才を開花させようとする彼に、大きな期待を抱いてしまうのは、筆者だけだろうか。
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)