• トップ
  • ニュース一覧
  • 【U-22日本代表】遠藤 航――精悍さを増した生粋のリーダー。アジアレベルを超えた戦いで実力を示す

【U-22日本代表】遠藤 航――精悍さを増した生粋のリーダー。アジアレベルを超えた戦いで実力を示す

カテゴリ:日本代表

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2015年07月01日

「それらはすべて、最終予選や本大会に向けてやっていること」。

1次予選が終わった後も、高い意識の下でサッカーと向き合ってきた遠藤。コスタリカ相手に、その成長を見せたい。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 1次予選が終わった後の、遠藤航のこんなコメントが印象的だった。
 
「日本はまだハングリー精神を持たなければいけない。戦う姿勢や国を背負って戦う覚悟を、普段の練習や試合で感じながらというか、最終予選があることを意識しながらプレーすることが大事だと思います」
 
 マレーシアでの1次予選後、戦いの舞台をJリーグに戻してからここまで、実際に遠藤はどう過ごしてきたのか。
 
「まずはチームでしっかり試合に出ることはもちろん、球際や攻撃参加の部分を意識してやっていました。フィジカル的なところでは、シンプルに筋トレをして身体を作ったりとか。それらはすべて、最終予選や本大会に向けてやっていることだとも思うので。それをまた今後も続けていければいい」
 
 特別になにかをしていたわけではない。ただ、チームで求められる役割をまっとうし、プロとしてやるべきことを忠実にこなして、地道に自らを磨いてきた。それが所属チームでの貢献になると同時に、代表での活動にもつながると信じて、常に高い意識の下でプレーしてきた。
 
 湘南では副キャプテン、手倉森ジャパンではキャプテンを任される男の表情は、ますます精悍になってきた印象だ。試合前日の公式会見では手倉森誠監督の隣に座り、堂々とした振る舞いで受け答えしていた。
 
 生粋のリーダーは、代表では久しぶりのゲームとなるコスタリカ戦を「アジア以外のチームと対戦できるのは、自分を試せるチャンス」と捉えている。
 
 アジアレベルとは一味違う実力国を相手に、鍛練を積み重ねてきた自分はどこまで戦えるのか――。
 
 もちろん、チームとしての勝利も忘れてはいない。
「やることはみんな、整理されている。最終予選に向けてどういう戦いができるのかを示して、しっかり勝って終わりたい」
 
 指揮官からの信頼も厚い遠藤の、個としての成長がチームを勝利に導くはずだ。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
【関連記事】
【U-22日本代表|コスタリカ戦展望・スタメン予想】ゴールへのビジョンを共有し、ゲームをコントロールして、球際の勝負で勝つ――手倉森ジャパンの現在地を知る重要なゲームに
【U-22日本代表】前田直輝――中島翔哉に“嫉妬”していた期待のレフティが、特別なナンバーを背負い、飛躍を誓う
【U-22日本代表】中島翔哉――覚悟を決めた手倉森ジャパンのメインキャストが特大の輝きを放つ予感
【U-22日本代表|コスタリカ戦前日会見】手倉森監督「最終予選で中東勢と戦うにあたり格好の相手」
【湘南】ハリルホジッチも注目するU-22代表主将・遠藤航の「シャドー起用」について考える

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ