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【名古屋|ACL準々決勝プレビュー】勇躍の趣で決戦の地へ。“変化”や“進化”では浦項より優位性あり

カテゴリ:国際大会

今井雄一朗

2021年10月16日

したたかで手堅い名古屋にはそれができるはず

名古屋の予想フォーメーション

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 ただし、名古屋は浦項に増して大きな変化、そして進化を遂げている。

 シュヴィルツォクとキム・ミンテの加入でチームには新たな軸ができ、とりわけミンテが入った最終ラインはそれまでとは別の強固さを持って無失点試合の数を飛躍的に伸ばした。彼が中谷進之介と好連係を築いたことで、チームは木本恭生のボランチ起用というオプションも手に入れ、前線ではシュヴィルツォクの得点力を前面に押し出す戦い方も可能に。

 シュヴィルツォクはラウンド16の大邱戦で、屈強な韓国人DFを吹き飛ばすようにしてハットトリックを決めた。同じ韓国のチームである浦項も“要警戒”のマーカーをつけたはずだ。ここ最近はチームの土台にあるハードワークとの折り合いでやや調整を要するところがあったが、チームには柿谷も山﨑凌吾も、そして金崎夢生も帰ってきている。

 さらには今季公式戦13得点という爆発的な活躍を見せる稲垣祥が、直近のルヴァンカップ準決勝第2戦でも乾坤一擲のゴールを決め、その勢いは最高潮。とにかく“勝つ”ことにかけては重厚な強さを見せ続ける名古屋は、ここ2か月ほどの流れはすさまじいまでの勝率で勝点と勝ち星を挙げ続け、勇躍の趣で韓国へと乗り込んでいった。
 
 国内リーグでは優勝の可能性が潰えた名古屋だが、それだけにアジア制覇は今季最大のチャンスとして捉えているはず。10月はここから地獄の日程となる可能性があり、そのスタート地点としても浦項との一戦は重要性を帯びる。

 貴重な2試合の対戦経験をしっかりアドバンテージとして活用し、抜かりない90分を。したたかで手堅い名古屋にはそれができるはずで、アウェーの洗礼も跳ね返し、それを完遂してほしいと願うばかりである。

取材・文●今井雄一朗(フリーライター)

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