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吉田麻也も「他に記憶がないくらい回された」と回顧。脳裏に刻まれる2年前の大苦戦…森保J、敵地サウジ戦の勝算は?

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年10月07日

「ピッチ内のポジションバランスは調整しなければならない」柴崎はアジアカップの二の舞を踏まない覚悟を見せる

アジア杯のサウジアラビア戦では、セットプレーから冨安が先制点。この1点を守り切った。(C) Getty Images

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 サウジアラビアの武器はなんといっても強力なアタッカー陣だろう。2列目のアル・ムワラド、アル・ドサリらは突破力があり、1トップのアル・シェフリもエースとして得点感覚を発揮している。これらに加えて、3列目以下からの飛び出しもある。左SBのアル・シャハラニや右のアル・ガナムの攻撃参加は要注意だ。
 
 しかし、このサウジアラビアの圧力に対して、ブロックを下げ続けてしまうことは失点のリスクを高める要因となるのは間違いない。柴崎は「ピッチ内のポジションバランスはしっかり調整しなければならない」と語り、アジアカップの二の舞を踏まない覚悟を見せている。
「(当時は)サイドハーフが押し込まれる状況が起きて、なかなか前に選手を配置できなかった。そういう体験があるので、今回も同じような現象が起きるかもしれない。それに対して自分たちがどうリアクションするか。守備時の選手の配置とか、プレッシャーのかけ方とか。そこを整理して、あまり押し込まれる展開はアジアカップの時のように作りたくない」

 また吉田も長時間のボール支配を許すことで、「パスの出しどころもなくなってしまう」防戦一方の展開は「絶対にやっちゃいけない」と強調する。ボールを奪っても、攻撃へ移るファーストパスも繰り出せないようではサウジアラビアの思う壺だ。

 柴崎も語るように、「サイドハーフが押し込まれて前に選手を配置できない」状況は作りたくない。その意味では、2列目の両ワイド、南野拓実や古橋亨梧あるいは浅野拓磨らのポジショニングの高さは、試合展開の具合を測るひとつのバロメータとなりそうだ。

 また逆にサウジアラビアの攻撃力は諸刃の剣で、守備面では「ルーズな部分も見受けられる」(柴崎)のも確か。高い位置取りで押し込んでくる相手を逆手にとって、いかに効果的なカウンターで押し戻せるか。さらに、日本のお家芸である豊富な運動量と、デュエルで上回り相手のコンパクトさを失わせられれば、6万の味方を持つホームチームといえども隙は生まれるはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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