【神戸】レアンドロ獲得間近!? ホームでわずか1勝の神戸は巻き返せるのか?

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2015年06月28日

レアンドロ獲得はすでに合意済みか?

第1ステージ13位という現実は楽観視できる状況ではないが、ネルシーニョ監督は巻き返しは自信を見せている。 (C)SOCCER DIGEST

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「チャンスは作れている。後は決め切るだけ」。これは結果が出ないここ数試合で、監督や選手から何度も聞かされた常套句だ。
 
 この決定力不足を補うために、チームは柏のレアンドロ獲得に動いているという。そして今節終了後には、レアンドロ本人が神戸移籍がすでに合意済みかのようなコメントを残している。

 ネルシーニョ監督は前々節のG大阪戦(△0-0)、前節の浦和戦(△1-1)で上位陣を苦しめ、良い内容を演じたことを引き合いに、「ファーストステージの終盤には安定して力を出してくれた。セカンドステージは、ファーストと違うものになることを確信している。良い結果を出せると信じている」と力強く語る。
 
 ただ、現実はそう楽観的に考えられる状況ではない。仮に生粋の点取り屋を獲得できたとしても、このホームでの圧倒的な弱さを見ていると第2ステージでの巻き返しに不安を抱えてしまうのが実情だ。
 
 第1ステージは勝点19(4勝7分6敗)の13位で終えたが、最下位の清水とは勝点6差、降格圏の16位山形とは勝点5差だ。ここから連敗を喫すれば、残留争いに巻き込まれる可能性は十分にある。そして、まだシーズンの半分を終えたばかりということもあるが、監督、選手たちから危機感が感じられない点が不安を大きくする。
 
 昨季のC大阪のように潤沢な戦力を誇っていても、歯車がひとたび狂えば最悪の結末を迎える例はサッカー界ではごまんとある。
 
 果たして、ホームで勝てないという不名誉な成績に早々と終止符を打ち、神戸は巻き返しを果たせるのか。自信満々のコメントを残した指揮官の采配にも期待したいが、そう簡単にいかないことは第1ステージの結果が物語っている。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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