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【2015インターハイ】代表校レポート|選手権4強の日大藤沢が実績に囚われないチーム作りでさらなる快進撃

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2015年06月24日

レギュラー陣に「安泰」はない。どの選手にもチャンスがある環境。

武相戦では、蛭田が先制のPKを決めた。3トップが日大藤沢のスピーディな攻撃を牽引する。

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「立ち上がりが硬くなってしまうのは、最近の課題。特に今日(出場権が懸かった準決勝)のように何かが懸かった試合になると、よりそれが出てしまう。前回の選手権でいろいろ取り上げてもらって、それがすごくプレッシャーになっている部分はあります。でも、これからはもっとそういう試合が増えるので、チームとして思い切りよくやれるようにしないといけない」
 
 GK鈴木がこう語るように、選手権ベスト4と春先から好調を持続して勝ち続けていたことが、より彼らに『勝たなければいけない』というプレッシャーを掛けてしまっていた。だが、佐藤監督の言葉通り、今年のチームも上を狙える力がある。
 
 準決勝で2点目を決めた中村は、関東大会までBチームにいた選手。仁科千優と石坂尚己の2年生ダブルボランチもずっと主軸を担ってきたわけではなく、仁科は関東大会から台頭し、石坂はCBからのコンバートで頭角を現わしてきた。
 
 一方、昨年の選手権経験者のFW住吉ジェラニレーションはベンチスタートで、MF佐藤拓はスタンドからの応援だった。
 
「全員に『絶対』はない。レギュラー陣は決して安泰ではないし、Bチームの選手も上でやれるチャンスはたくさんある。僕は色眼鏡では見ません」(佐藤監督)
 
 チーム内での激しい競争が、チーム力の土台を底上げしている。だからこそ、昨年は一気に大きな成果を残すこともできた。そのことを全員が実感している今季は、より激しいポジション争いが展開され、また新しい戦力が次々と台頭している。
 
「インターハイでは開き直って戦ってほしい」と佐藤監督は言う。
 
 チャレンジャー精神を持ち続ける選手たちなら、夏の兵庫では精神的により逞しくなったチームが見られるはずだ。
 
取材・文:安藤隆人
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