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【2015インターハイ】代表校レポート|選手権4強の日大藤沢が実績に囚われないチーム作りでさらなる快進撃

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2015年06月24日

選手権ベスト4の勢いのままに春先から好調を持続。

日大藤沢/所在地:神奈川県藤沢市亀井野1866番地 創立:1949年 創部:1955年 総体最高成績:ベスト8(90、94、99年)主なOB:内藤友康(福島)、田場ディエゴ(国士舘大)など

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 昨年度の選手権でベスト4進出を果たし、その名を一躍全国に轟かせた。その時のメンバーが数人残り、かつチーム内競争の激しさもさらに増し、今年のチームも十分に全国上位を狙える力を備えている。
 
 守護神は昨年と変わらず鈴木孔明。クレバーなCB小野寺健也、2年生CB工藤泰平、右SBの福屋凌平、左SBの西尾隼秀の4バックがベースとなり、攻撃では蛭田悠弥、菅原大雅、矢後佳也の3トップが、縦への速さと果敢なフォアチェックで相手を圧倒する。
 
 春先から好調を維持し、3月の横浜F・マリノスカップでは名古屋U18、仙台ユースを圧倒するなどして4位に食い込むと、5月下旬の関東大会でも快進撃を続けた。グループリーグ初戦で矢板中央を3-1で下すと、準決勝では前橋商にPK勝利、決勝では西武台に3-1で勝利し、見事に優勝を果たした。
 
 インターハイ予選でも準々決勝で難敵・三浦学苑を4-0で圧倒するなど、順当に勝ち上がってきた。だが、準決勝で武相を相手に2-0で勝利し、インターハイ出場を決めたものの、佐藤輝勝監督の表情は険しかった。
 
「前半が良くなかった。正直、負けに値する試合。ハーフタイムに『前半で帰ろう』と言った」
 
 指揮官からの厳しい一言。確かに武相戦の前半の出来は良くなかった。前線の3トップが前からプレッシャーに行こうとするが、中盤より後方の選手と連動できずに間延びしてしまっていた。その前線からのプレスも単発的で、組織的とは言えなかった。
 
「全員が怖がってしまっていた。やれないのと、やれることを出さないのとでは大きな違い。今年のチームは『去年より上に行きたい』という気持ちが強い。でも、関東大会を勝って、これまで公式戦で負けがない状況で、逆に負けることに恐怖を感じすぎてしまっている。これじゃあ意味がない」(佐藤監督)
 
 ハーフタイムに強烈な檄を入れられた選手たちの動きは、見違えるほど良くなった。前線からのプレスが連動し始め、中盤がコンパクトになると、相手は強烈なプレッシャーの前に、思うようなプレーができなくなっていく。
 
 49分に縦パスから矢後が抜け出すと、ファウルを受けてPKを獲得。これを蛭田がきっちり決めると、74分には交代出場のDF中村帆高が追加点を決め2-0。後半は日大藤沢らしい手堅いサッカーで、勝利を掴んでみせた。

最終ラインを統率するCBの小野寺。関東大会では優秀選手にも選ばれている。

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