海外組が増えれば日本代表がメンバーを固定して戦うのは…
離脱者の話の流れで言わせてもらうと、気になるのが日本代表なんだ。アジア最終予選は不安が増すようなスタートになってしまったけど、やはり先の2試合も様々な事情で離脱者が出てベストメンバーを組めないまま臨まざるを得なかった。これは海外移籍が増えた日本にとって、大きな課題だよ。
移籍が目前に迫っていた冨安や、所属チームの試合から移動が間に合わなかった守田のようなケースで合流できないなんてことは、今後も起きうるだろうね。それとともに、やはり気を付けなければいけないのは、ヨーロッパと日本の長距離移動に伴うコンディションの維持だよ。
かつての日本代表選手も本当に時差には悩まされてきたけど、時差ぼけは寝不足を引き起こすし、そうなると筋肉系のトラブルが起きやすい。詳しい症状は分からないけど、今回も南野や板倉が初戦のオマーン戦前に離脱し、五輪でもフル稼働してきた酒井、遠藤も疲労によるコンディションの不安が伝えられ、酒井は中国戦を前に離脱している。試合中に負傷してしまった古橋も、序盤戦は絶好調だっただけに今後が心配だ。
海外組が増えることで、コンディションの問題は常に浮上してくるし、「今回は誰がいない? 誰が使えない?」という状況を毎回想定しなければいけない。そうなると、もはやメンバーを固定して戦うのはあまりにリスクが大きい。
相手によっては国内組を使うことが代表全体のレベルアップに繋がるだろうし、交代枠が5人あるなら、それをもっと有効に活用する起用法や戦術があってもいいんじゃないか。選手の身体を守るためにも、柔軟に考えていかないとね。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
かつての日本代表選手も本当に時差には悩まされてきたけど、時差ぼけは寝不足を引き起こすし、そうなると筋肉系のトラブルが起きやすい。詳しい症状は分からないけど、今回も南野や板倉が初戦のオマーン戦前に離脱し、五輪でもフル稼働してきた酒井、遠藤も疲労によるコンディションの不安が伝えられ、酒井は中国戦を前に離脱している。試合中に負傷してしまった古橋も、序盤戦は絶好調だっただけに今後が心配だ。
海外組が増えることで、コンディションの問題は常に浮上してくるし、「今回は誰がいない? 誰が使えない?」という状況を毎回想定しなければいけない。そうなると、もはやメンバーを固定して戦うのはあまりにリスクが大きい。
相手によっては国内組を使うことが代表全体のレベルアップに繋がるだろうし、交代枠が5人あるなら、それをもっと有効に活用する起用法や戦術があってもいいんじゃないか。選手の身体を守るためにも、柔軟に考えていかないとね。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部