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【セルジオ越後】五輪から3連敗…勝たせてくれない監督には信頼がなくなるよ。残念だったのは久保と堂安のプレーぶり

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年09月03日

負けるべくして負けて、次も負けたら一気にチームがダメになる可能性も

最後は最前線に上がってゴールを狙った吉田。試合後には潔く負けを認めたが…。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 2次予選で圧勝を繰り返していた頃にも言っていたけど、やっぱり弱い相手に大勝する試合ばかりやっていると“自分たちは強い”って錯覚するんだよ。それは、選手やスタッフだけじゃなくて、メディアやサポーターも含めて。だから、最終予選で急にレベルが上がると、慌て出すんだ。「なんで自分たちのサッカーができないんだ」って。

 相手も日本のサッカーを十分に研究し尽くしているから、前ほどリスペクトしてこなくなった。ただ後ろに引いて構えて守るだけじゃなく、自分たちでボールを支配する時間も作るようになっているし、組織的につないでサイドを崩すような攻めも見せている。アジアでも日本がそう簡単に勝てるような時代じゃなくなっていることは自覚しないとね。
 
 とはいえ、次の中国にも負けたら予選突破はいよいよ難しくなってくる。10月にはオーストラリアとサウジアラビアとの2連戦が控えているし、連敗して迎えたくはない相手だ。

 森保監督にとっても正念場となるよ。これでオリンピックの準決勝から3連敗。4試合連続で得点もない。チームの雰囲気は勝ってこそ良くなるもので、勝たせてくれない監督には信頼がなくなっていくよ。

 吉田が言った「負けるべくして負けた」って言葉は本当に重く受け止めなきゃいけない。負けるべくして負けて、次も負けたら一気にチームがダメになる可能性もあるよ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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