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本田圭佑が東京五輪を総括!「選手たちのレベルは上がっている」一方で、課題に挙げたのは「指導者の力量」

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年08月07日

本田が提唱する解決策は…

 解決策として提示するのは、「指導者のレベルを上げるしかない」。そのためには「指導者の競争がもっと必要だ」と以下のような持論を提唱した。

「日本のS級ライセンスをヨーロッパの監督ができるUEFAプロと互換性を持たせる」こと。さらに国内でも、「日本のライセンス制度をなくすというのが僕の理想。ただ、いきなりは難しくても、現役で優秀だった選手たちをより簡単に指導者ライセンスが取れる、現役時代からもS級まで獲れる、そんな仕組みを年内にでもやるべきだと思う」と明かす。

「今現役のカズ(三浦知良)さん、俊(中村俊輔)さん、小野伸二さん、ヤット(遠藤保仁)さんとか、そういうレジェンドが現役のうちにS級ライセンスを取れる仕組みが必要だと思う」とし、そうなれば必然と競争も高まるという。

 しかし、「育成の指導者ライセンスは厳しくするべき。ライセンスが無くて誰でも指導できるとなってしまってはダメ。子どもたちは成長の度合いも違うし、長い目で見る為には専門知識はたくさん必要。子どもに犠牲者を作らないためにも、育成のライセンスは厳しくするべき」という一面も忘れてはいけないという。
 
「プロの世界にはライセンスが必須というのはおかしい」「選手と指導者は違うのは当たり前。ただ、別にそれはライセンスである必要はない」という。

 本田は、指導者の勉強をしていることが、イコールライセンス習得を目指すこととは違うし、プロの世界では結果で判断されるべき。クラブの判断で優秀だと思う指導者を連れてくるべきだし、それが失敗した場合はGMや社長が糾弾されるべきと持論を展開した。

 そして東京五輪の総括を次のように語った。
「選手たちはノルマを達成したと言っても良いと思います。でも、それを取り巻くサッカー界はノルマを達成できなかったと見ないといけない」

「選手たちは成長すると思う。悔しい思いをして、今後もっと伸びると思う」とU-24代表の伸びしろに期待を寄せながら、「僕も責任を感じているからこそ、具体案を提案している」と今後のサッカー界の発展を願って、厳しい意見も語ったとしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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