新加入の武藤は、柏に欠けていたピースに
そして、ボールを引き出すアクションに長け、なおかつペドロ・ハウルと絡んで攻撃に出ていける選手、という必要性に応じて獲得に至ったのが、7月12日に浦和から完全移籍で加わった武藤雄樹である。
ネルシーニョ監督がどのシステムを用いるかにもよるが、中断前の鹿島戦で採用した3-4-2-1をメインに戦っていくのならば、武藤のポジションは彼自身がもっとも得意とする2シャドーになる。
「ペドロ・ハウル選手に収まったところからスピードのある攻撃を見せているので、そこにどんどん絡んでいきたい。あとは2列目の選手がボールを引き出せたら、より良い攻撃ができるというのは見ていて感じた」
ネルシーニョ監督がどのシステムを用いるかにもよるが、中断前の鹿島戦で採用した3-4-2-1をメインに戦っていくのならば、武藤のポジションは彼自身がもっとも得意とする2シャドーになる。
「ペドロ・ハウル選手に収まったところからスピードのある攻撃を見せているので、そこにどんどん絡んでいきたい。あとは2列目の選手がボールを引き出せたら、より良い攻撃ができるというのは見ていて感じた」
これは加入時の会見で武藤が口にした言葉である。
「ボールを引き出すことは僕の良さ」と自負する武藤が、ビルドアップのキーマンとなり得るのは間違いない。柏がチームとしてボールを動かす術を見出せれば、アバウトなロングボールが生むイージーなボールロストが激減するだけではなく、ペドロ・ハウルへ効果的な配球が増えることで前線にはタメができ、複数人が連動した厚みのある攻撃にもつながる。
中断期間を経て、チームにフィットしたペドロ・ハウルがさらに輝きを増し、新加入の武藤が柏に欠けていたピースになる。それこそが、柏の思い描くV字回復のシナリオだ。
取材・文●鈴木 潤(フリーライター)
【PHOTO】チームの歴史が一目でわかる!柏レイソルの「歴代集合写真」を一挙紹介!
「ボールを引き出すことは僕の良さ」と自負する武藤が、ビルドアップのキーマンとなり得るのは間違いない。柏がチームとしてボールを動かす術を見出せれば、アバウトなロングボールが生むイージーなボールロストが激減するだけではなく、ペドロ・ハウルへ効果的な配球が増えることで前線にはタメができ、複数人が連動した厚みのある攻撃にもつながる。
中断期間を経て、チームにフィットしたペドロ・ハウルがさらに輝きを増し、新加入の武藤が柏に欠けていたピースになる。それこそが、柏の思い描くV字回復のシナリオだ。
取材・文●鈴木 潤(フリーライター)
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