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「キャプテン翼の世界観やチームの存在をもっと拡大していきたい」代表×トップパートナー対談から見えてくる南葛SCが描く地図

カテゴリ:特集

伊藤 亮

2021年07月29日

「一戦一戦、心を込めて戦ってほしい」(高橋)

KLab株式会社のプロデューサーである大木啓彰氏。南葛SCの試合が行なわれるスタジアムにも足繫く通う。写真:徳原隆元

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 今シーズンの南葛SCの目標は「1年で関東リーグ1部昇格」。そのためにも後半戦は勝点を積み上げていきたい。話は後半戦への意気込みから、できつつある「チームカラー」へと話は移っていく――。

高橋 現状、チームにケガ人が多くて、彼らに戻ってきてほしいというのが一番思うところです。加えて現在試合に出ている選手にもケガをしないでほしいなと。試合中に選手が倒されてなかなか起き上がれなかったりすると、“大丈夫かな”と心配になってしまいます。

大木 たしかにケガ人が多いのは事実なので、早くベストなチーム状態で戦えるようになればと願うばかりです。一方でケガをした選手に代わり試合に出ている選手のクオリティが高いというのも事実だと思います。ちゃんとチームの戦力になれているのがすごいですよね。

高橋 みんなケガを治して選手たちが揃ってくれればいいなと願いつつ、とはいえ現状でやりくりして戦っていかなければいけません。つまり、後半も楽な試合はひとつもないと。一戦一戦、それこそ熱量を出して死ぬ気で臨まないと昇格はできないと思ってます。選手たちには一戦一戦、心を込めて戦ってほしいですね。

大木 先生のおっしゃられるように、一戦一戦必死で戦って勝利という結果を残せるように信じています。目の前の一戦にこだわっていった結果として、最後に昇格ができれば最高の形でシーズンと締めくくれるのではないかと。個人的には今のチームバランスはすごくいいなと感じています。個人のテクニックを重視した形で攻撃的なのは、観ていて単純に楽しい。この路線を継続していっていただければ嬉しいですね。

高橋 昨シーズン、島岡健太前監督がボールをちゃんと止めて蹴る、という基本の徹底から始めて「ボールをつなげて勝つ」というサッカーがチームの色として出てきました。そしてそれを継続する意味で今シーズン、森一哉監督に指揮を執っていただいています。本当のことを言うと、最初はチームの色なんて全然なくてよくて、どんなことをしても勝てばいいと思っていたんです(笑)。

大木 そうだったんですか!?

高橋 チームの色は、それこそJリーグに上がるくらいのレベルになってから考えればいいのではと。でも、それでは勝てないと分かりました。実力のある選手を集めるだけで勝てるほど甘くないですし、それこそチーム戦術も必要ですし。そういった試行錯誤の結果「ボールを大事につなぐサッカー」が生まれました。このコンセプトがあれば、選手全員が同じ方向を向いてまとまることができますし、チームとして統一した戦い方ができるようにもなったので、大事にしていきたいですね。あとは繋いで繋いで勝ち切る試合がもっと出てくれば自分が見たいサッカーになるんですけど……まだ勝ち切れなかったりするのが課題でしょうか。
 
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