神戸戦に敗れれば、試合終了の笛と同時に浦和の優勝決定も。
次節の15節で浦和が優勝するパターンはひとつ。「浦和が清水に勝利+G大阪が神戸に敗北」。これ以外の場合、浦和の優勝は次節以降に持ち越しとなる(上の表を参照)。
一見すると、15節での浦和優勝の可能性は低い。とはいえ、G大阪は常に背水の陣であり、神戸戦で敗れた場合は試合終了のホイッスルが鳴るのと同時に、浦和の優勝が決定するケースもある。
あくまで第1ステージ王者にすぎないが、それでもJリーグチャンピオンシップへの出場権を獲得する。G大阪が第1ステージの優勝を逃した場合、チャンピオンシップに出場するには「第2ステージ優勝」、「年間勝点1位~3位」のいずれかが条件だ。
もっともG大阪の安定感を踏まえれば、「年間勝点3位」以内は十分に射程圏内。第1ステージの優勝を明け渡しても、特に騒ぎ立てる必要はないだろう。
昨季も中盤戦から他の追随を許さない快進撃を見せ、ナビスコカップ、リーグ戦、天皇杯と次々に頂点を極めた。シーズン終盤戦にピークを持って来れば、史上初の“2年連続三冠王者”にも手が届くはずだ。
取材・文●大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)

鹿島戦では絶妙なサイドチェンジに加え、鋭いドリブルも見せた宇佐美。自ら獲得したPKは蹴らせてもらえなかったが、次節の神戸とは相性が良いだけに活躍が期待される。 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)