WEリーグ開幕に、Jリーグ開幕時のような盛り上がりを…
――そんな懸念がありつつも、WEリーグ開幕とプレーヤーとしての復帰が重なりました。リーグが変わったことも影響しましたか。
本当に、たまたま自分が復帰するタイミングがプロリーグになったということには、とてもびっくりしました。ただ、競技復帰をしたいという意志はもともとあったので、そのための準備には気合が入りました。
先ほども指摘しましたが、まず練習時間が変わったことは大きかったです。普段は夕方からスタートしていたのが、3時からになって。自分もこれまで、クラブの仕事もしていましたが、復帰後はプロ選手としてサッカーに集中できる環境になったことを感じています。もちろん、選手個人の意識、自覚は変わってきた、高まっていると感じます。
――では、母親になったことで、何か変わったことはありますか。
そうですね。同じ立場の方々にサッカーを届けるために何ができるのか、ということを考えています。実は、私が母親になったこともあって、試合会場に託児所を設けるプランを進めてもらっているんです。それは、私たち選手の子供を預かるだけでなく、クラブのスタッフで出産を終えて現場に戻ってきた方や、観客のお母さん層にも、試合会場へ来てほしいからです。
お子さんのいるお母さんが試合に来てくれても、なかなか集中して試合を見ていられないのかなと思ったんです。だから、試合を見ている間は、お子さんを託児所に預けて応援していただいて、試合後にお子さんと一緒に帰っていただくとか…そういったスタイルができればいいなと思いました。
この案を実現できたら、お子さんのいる方が新規のお客様としてスタジアムに応援しに来てくれるかも知れない。「ピッチにもママさんプレーヤーがいる!」となれば、それがWEリーグを知るきっかけになったりするのかな、と。いずれ、コロナ禍が落ち着いたら、サッカーを通じて、「ママ友同士の交流会」「子供同士で一緒にサッカー」といった機会も作れたら、すごく楽しいんじゃないかなと。
――WEリーグをアピールするにあたり、「世界チャンピオンになったアスリートが、母親になっても成長するための挑戦を続けている」というのは、一般の方にもわかりやすく、応援しやすいストーリーですよね。
2011年の女子ワールドカップ優勝をきっかけに、私の名前を覚えてくれている方々もいらっしゃるでしょうから、母親としてプレーする姿が女子サッカーに興味を持ってもらえるきっかけになるのなら、自分から前に立つべきだと考えています。そうすることで、お母さんたちにも女子サッカーに興味を持ってくれれば、うれしいです。
――WEリーグの岡島喜久子チェアは「何かこうしてほしいということがあれば、どんどん発信してほしい」と、常日頃からおっしゃっています。リーグに対しての要望などありますか。
そうですね…(しばらく考えて)、もっと、「WEリーグが開幕する」というアピールができたらとは思います。「WEリーグが開幕します!」「女子プロリーグが開幕しますよ!」という情報をより広くできたら、集客にも繋がるはずですよね。
プロリーグ開幕といえば、どうしてもJリーグの開幕と比べてしまうんです。もちろん、今の情勢ではスタジアムが満員になるというのは難しいですが、あれくらい「大きなことが始まる」というインパクトを世間にアピールしていきたいですね。選手としても、頑張っていかなければいけないと思っています。
本当に、たまたま自分が復帰するタイミングがプロリーグになったということには、とてもびっくりしました。ただ、競技復帰をしたいという意志はもともとあったので、そのための準備には気合が入りました。
先ほども指摘しましたが、まず練習時間が変わったことは大きかったです。普段は夕方からスタートしていたのが、3時からになって。自分もこれまで、クラブの仕事もしていましたが、復帰後はプロ選手としてサッカーに集中できる環境になったことを感じています。もちろん、選手個人の意識、自覚は変わってきた、高まっていると感じます。
――では、母親になったことで、何か変わったことはありますか。
そうですね。同じ立場の方々にサッカーを届けるために何ができるのか、ということを考えています。実は、私が母親になったこともあって、試合会場に託児所を設けるプランを進めてもらっているんです。それは、私たち選手の子供を預かるだけでなく、クラブのスタッフで出産を終えて現場に戻ってきた方や、観客のお母さん層にも、試合会場へ来てほしいからです。
お子さんのいるお母さんが試合に来てくれても、なかなか集中して試合を見ていられないのかなと思ったんです。だから、試合を見ている間は、お子さんを託児所に預けて応援していただいて、試合後にお子さんと一緒に帰っていただくとか…そういったスタイルができればいいなと思いました。
この案を実現できたら、お子さんのいる方が新規のお客様としてスタジアムに応援しに来てくれるかも知れない。「ピッチにもママさんプレーヤーがいる!」となれば、それがWEリーグを知るきっかけになったりするのかな、と。いずれ、コロナ禍が落ち着いたら、サッカーを通じて、「ママ友同士の交流会」「子供同士で一緒にサッカー」といった機会も作れたら、すごく楽しいんじゃないかなと。
――WEリーグをアピールするにあたり、「世界チャンピオンになったアスリートが、母親になっても成長するための挑戦を続けている」というのは、一般の方にもわかりやすく、応援しやすいストーリーですよね。
2011年の女子ワールドカップ優勝をきっかけに、私の名前を覚えてくれている方々もいらっしゃるでしょうから、母親としてプレーする姿が女子サッカーに興味を持ってもらえるきっかけになるのなら、自分から前に立つべきだと考えています。そうすることで、お母さんたちにも女子サッカーに興味を持ってくれれば、うれしいです。
――WEリーグの岡島喜久子チェアは「何かこうしてほしいということがあれば、どんどん発信してほしい」と、常日頃からおっしゃっています。リーグに対しての要望などありますか。
そうですね…(しばらく考えて)、もっと、「WEリーグが開幕する」というアピールができたらとは思います。「WEリーグが開幕します!」「女子プロリーグが開幕しますよ!」という情報をより広くできたら、集客にも繋がるはずですよね。
プロリーグ開幕といえば、どうしてもJリーグの開幕と比べてしまうんです。もちろん、今の情勢ではスタジアムが満員になるというのは難しいですが、あれくらい「大きなことが始まる」というインパクトを世間にアピールしていきたいですね。選手としても、頑張っていかなければいけないと思っています。