【FC東京】武藤がマインツに完全移籍。眠れない日もあったが、悩んだ末についに決断

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2015年05月31日

「引退する時は絶対にFC東京で。この気持ちはずっと持ち続ける」。

試合後にともにゴールを決めた親友の三田と肩を組んでサポーターに挨拶。武藤曰く「感慨深かった」。写真:姉崎愛子

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 どうやら、チェルシーを断り、マインツ行きを決めたのはナビスコカップ・広島戦の翌日、5月28日だったようだ。すでにマインツ側からは具体的にどうプレーしてほしいか、そうした要求があるという。
 
「その中身については言えません。ただ、自分のことをよく見てくれていて、欲しいと言ってくれたので、喜んでもらえるように頑張りたいです。これから環境もガラッと変わって、いままで以上に集中してサッカーに真摯に取り組む必要があります。海外では結果がすべてなので、ゴールに絡むプレーは最初から意識していきたい」
 
 ちなみに、ドイツ語については勉強中だ。
 
「正直、どこに移籍するか分からなかったので、最初は英語を勉強していました。急にドイツ語に切り替えることになって難しくて苦戦しています」
 
 第1ステージが終了すれば、武藤はドイツに旅立つことになる。ただ、心には「FC東京」の文字がしっかり刻印されている。
 
「FC東京にタイトルをもたらせてないし、ファン・サポーターの皆さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。ヨーロッパから帰ってくる時もいずれ訪れるので、その時にはFC東京に戻ってきて恩返しをしたいと思います。引退する時は絶対にFC東京で。この気持ちはずっと持ち続けています」

 6月27日の清水戦でお別れセレモニーを実施する予定。そこで武藤は愛するファン・サポーターにメッセージを送る。

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
 
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