「きっちり仕事をして気持ちよくサッカーをする。気持ちよくサッカーができれば、よりきっちり仕事をしようと思う」
奈良クラブでプレーしていた時は保育士の手伝いをしていた。そして南葛SCに来てから建設会社と現在の会社とで社会人経験を得た。これまでの経験からいかに仕事がサッカーに影響を及ぼすかを体験している。
「1日24時間のなかで考えると、サッカーより仕事をしている時間の方が長いですよね。それだけウエイトを占める仕事で気持ちをいかに充実させるかで、サッカーにも影響してくると思います。やはり時間は大きいです。以前まではギリギリに到着してすぐに練習していましたが、今は多少余裕を持って練習場に来られるようになりました。そのことで練習に向けて身体をほぐしたり筋肉に刺激を与えられたりできるようになりました。練習後も、前はしんどくてすぐに帰っていたのが、今はジムに行くこともできるようになって、コンディションを整えることもできるようになりました」
必要な睡眠を確保できるようになったのも大きいが、仕事の状況に関わらず定時に上がれることも身体にとって非常に大きい。だが、それには周囲の理解とサポートが不可欠になる。
「社会人として働きだしたばかりの自分を、ほかの正社員の方と比べることなんかできません。まだ本当に知らないことばかりですが、そんな僕がフォローしてもらうには、相当理解してもらえないとできないことです。加えて応援してもらえるのはすごく嬉しいことですし、仕事を手伝っていただいているぶん、チームで結果を出して恩返しができたらいいなと。それで喜んでもらえるかは分からないですけど」
いまだ旧態依然とした企業風土が残る会社も多い。だが、バリュエンスホールディングス株式会社では嵜本晋輔社長自らが先頭に立ち、社の理念である「らしく、生きる」実現のために月に2日間理念浸透研修を行なっている。こういった試みが、アスリート社員と既存社員の融合を促進させているようだ。
仕事上での周囲の支えがサッカーをやる上でのモチベーションにもつながってくる。やはり、社会人プレーヤーにとって、仕事とサッカーは密接にリンクしている。それを肌で感じ取っているから、仕事へのモチベーションも上がる。
「コンシェルジュは営業に当たるのですが、成約率といった様々な数字が毎日送られてくるんです。その目標値に達しているかいないか。数字が良ければ気持ちよく職場を出られる。するとフレッシュな気持ちでサッカーができる。そういう意味では仕事をやりきっていくか、いかないかも大きいです。先輩にフォローをお願いしないで職場を出られれば、やはり気持ちよくサッカーに打ち込めます。本当にいい選手は、仕事のことで気持ちをブラさらないかもしれません。でも実際、今言ったようなことがサッカーにも影響してくるんです」
仕事で感じる気持ちの上下動でプレーの質が変わってくる。仕事面での周囲の理解やフォロー、そして自分の立ち居振る舞いがサッカーでの精神面に大きく作用してくるということだ。
「きっちり仕事をして気持ちよくサッカーをする。気持ちよくサッカーができればよりきっちり仕事をしようと思う。このサイクルを繰り返していけば仕事もサッカーもポジティブになっていきます」
「1日24時間のなかで考えると、サッカーより仕事をしている時間の方が長いですよね。それだけウエイトを占める仕事で気持ちをいかに充実させるかで、サッカーにも影響してくると思います。やはり時間は大きいです。以前まではギリギリに到着してすぐに練習していましたが、今は多少余裕を持って練習場に来られるようになりました。そのことで練習に向けて身体をほぐしたり筋肉に刺激を与えられたりできるようになりました。練習後も、前はしんどくてすぐに帰っていたのが、今はジムに行くこともできるようになって、コンディションを整えることもできるようになりました」
必要な睡眠を確保できるようになったのも大きいが、仕事の状況に関わらず定時に上がれることも身体にとって非常に大きい。だが、それには周囲の理解とサポートが不可欠になる。
「社会人として働きだしたばかりの自分を、ほかの正社員の方と比べることなんかできません。まだ本当に知らないことばかりですが、そんな僕がフォローしてもらうには、相当理解してもらえないとできないことです。加えて応援してもらえるのはすごく嬉しいことですし、仕事を手伝っていただいているぶん、チームで結果を出して恩返しができたらいいなと。それで喜んでもらえるかは分からないですけど」
いまだ旧態依然とした企業風土が残る会社も多い。だが、バリュエンスホールディングス株式会社では嵜本晋輔社長自らが先頭に立ち、社の理念である「らしく、生きる」実現のために月に2日間理念浸透研修を行なっている。こういった試みが、アスリート社員と既存社員の融合を促進させているようだ。
仕事上での周囲の支えがサッカーをやる上でのモチベーションにもつながってくる。やはり、社会人プレーヤーにとって、仕事とサッカーは密接にリンクしている。それを肌で感じ取っているから、仕事へのモチベーションも上がる。
「コンシェルジュは営業に当たるのですが、成約率といった様々な数字が毎日送られてくるんです。その目標値に達しているかいないか。数字が良ければ気持ちよく職場を出られる。するとフレッシュな気持ちでサッカーができる。そういう意味では仕事をやりきっていくか、いかないかも大きいです。先輩にフォローをお願いしないで職場を出られれば、やはり気持ちよくサッカーに打ち込めます。本当にいい選手は、仕事のことで気持ちをブラさらないかもしれません。でも実際、今言ったようなことがサッカーにも影響してくるんです」
仕事で感じる気持ちの上下動でプレーの質が変わってくる。仕事面での周囲の理解やフォロー、そして自分の立ち居振る舞いがサッカーでの精神面に大きく作用してくるということだ。
「きっちり仕事をして気持ちよくサッカーをする。気持ちよくサッカーができればよりきっちり仕事をしようと思う。このサイクルを繰り返していけば仕事もサッカーもポジティブになっていきます」