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【セルジオ越後】本気で「金メダル」を獲る強化をしてきたの? 五輪本番はOAを中心にしぶとく勝ち抜け

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年06月23日

「金メダルを獲る」と宣言するなら、それに見合った強化をすべきだった

 ホームで行なわれるオリンピックだから、注目度もいつもの大会より格段に上がるだろう。選手たちへの重圧も相当なものになるかもしれない。僕は森保監督や反町技術委員長たちが言う「金メダル」という目標が相応なものだとは思わない。日本はこれまで1968年のメキシコで銅メダルを獲ったのみ。国際舞台での実績がこれだけ乏しいなかで、金メダルを期待するって余程の裏付けがなければ本気ではできないよ。

 もちろん、オーバーエイジは国際経験豊かで最高の“補強”にはなったと思うし、“過去最強”とも言えるのかもしれない。それでも、本当に金メダルを獲るための最高の準備はできたのか。格下の相手に大差をつけて勝つような試合を繰り返して、本当に五輪本番を意識した強化になったのかな。
 
「金メダルを獲る」などと宣言するのなら、やはりそれに見合った強化をしていくべきだと思うし、そういうものがないなかで目指すものや背負わされるものばかり大きいから、「立場的にそう言わざるを得ないのかな」などと邪推してしまうんだ。

 グループステージは厳しい相手ばかり。とにかく、日本はオーバーエイジの選手たちを軸に、失点を抑えながら、少ない好機を仕留めていく戦いで、しぶとく勝ち上がっていってほしいね。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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