本大会に向けて体力面は大きな不安。
ただ、本大会直前に“澤効果”で手応えを掴めた半面、冒頭の選手の言葉通り、ワールドカップへ不安が尽きないのも現実だ。佐々木監督はイタリア戦を「ミドルレンジなら十分に打てるプレーヤーが揃っているのに、ちょっと人を見て細かいプレーが多すぎた」と分析し、シュートへの意識の低さに警鐘を鳴らした。
また、国内合宿でハードなトレーニングを積んできた影響もあるが、前後半ともに終盤になるとガクッと運動量が落ちる点も不安材料と言える。4年前の前回大会に比べ、チームの平均年齢が上がっており、出場国の増加により今大会は試合数が1試合増えることから、体力面の問題は懸念される。それは36歳の澤を先発起用するリスクとも大きくリンクする。
さらに「相手がイタリアだからこそできた部分はあった。ワールドカップではもっとプレッシャーをかけられると思う」(阪口)と、この2試合は格下のチームとの対戦だったことも留意しなければいけない。
果たして、多くの不安と光明が入り混じったふたつの強化試合をワールドカップ本番にどのように活かすのか。日本の初戦は6月8日19時(日本時間6月9日11時)のスイス戦だ。
「ここまで来たらジタバタしてもしょうがない。自分たちを信じるしかない」(宇津木)。
この言葉通り、連覇という目標へ一直線に突き進むなでしこたちの姿に期待したい。
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
【なでしこジャパン】カナダW杯メンバー23人
また、国内合宿でハードなトレーニングを積んできた影響もあるが、前後半ともに終盤になるとガクッと運動量が落ちる点も不安材料と言える。4年前の前回大会に比べ、チームの平均年齢が上がっており、出場国の増加により今大会は試合数が1試合増えることから、体力面の問題は懸念される。それは36歳の澤を先発起用するリスクとも大きくリンクする。
さらに「相手がイタリアだからこそできた部分はあった。ワールドカップではもっとプレッシャーをかけられると思う」(阪口)と、この2試合は格下のチームとの対戦だったことも留意しなければいけない。
果たして、多くの不安と光明が入り混じったふたつの強化試合をワールドカップ本番にどのように活かすのか。日本の初戦は6月8日19時(日本時間6月9日11時)のスイス戦だ。
「ここまで来たらジタバタしてもしょうがない。自分たちを信じるしかない」(宇津木)。
この言葉通り、連覇という目標へ一直線に突き進むなでしこたちの姿に期待したい。
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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