甘さを漂わす印象は消え、本物のジャガーになった
一方、A代表の6月MVPには、浅野拓磨を選びたい。スピード、パワー、連係、そしてゴールへ向かう迫力。昨季セルビアリーグで18得点を挙げた実績は伊達ではない。プレーが一皮むけた印象がある。どこか甘さを漂わす印象は消え、本物のジャガーになった。今の浅野は、本当に怖い選手だ。
相手に気を遣ったのか、浅野を守ったのか、セルビア戦でスタメン起用されなかったのは仕方がない。トップ下では日に日に鎌田大地が存在感を増しているが、これも浅野にとっては好材料だろう。浅野、鎌田の縦関係は、大迫勇也と南野拓実には無い特長を持っているし、相手の構え方によっては、浅野を左サイドに置くこともできる。
相手に気を遣ったのか、浅野を守ったのか、セルビア戦でスタメン起用されなかったのは仕方がない。トップ下では日に日に鎌田大地が存在感を増しているが、これも浅野にとっては好材料だろう。浅野、鎌田の縦関係は、大迫勇也と南野拓実には無い特長を持っているし、相手の構え方によっては、浅野を左サイドに置くこともできる。
もちろん鎌田は素晴らしかったし、他にも良い選手はいたが、この6月に嬉しい発見と感じたのは、一皮むけた浅野だった。あとはクラブとの契約問題がスムーズに解決されることを祈るのみ。
文●清水英斗(サッカーライター)
文●清水英斗(サッカーライター)