A代表戦が大きな刺激に
ジャマイカ戦ではそうした選手たちの技術が上手く活かされた、引き締まった試合でした。もちろんメンバー争いがあるなかで、最後まで手を抜かなかったこともあると思いますが、きっかけとしてはA代表との急遽決まった試合での刺激もあったのではないでしょうか。
オリンピックが終わればA代表というのは全選手が当然考えています。そんななか、海外でずっと活躍しているようなA代表の選手たちと、対戦相手として試合を行なって、それを肌で感じられた。
U-24の選手たちもある程度できるだろうと考えていたと思います。でも結果は0-3で差を見せつけられました。しかし、その後の2試合を観る限り、A代表戦で感じた差を埋める、課題解決にトライする、選手一人ひとりの逞しさというか、成長する力というものも見えました。
A代表に向けての今後の目標が明確になったことで良い刺激になったのだと思います。
この6月の代表活動では選手の成長とともに、チームの成熟も見れました。森保一監督がA代表とも兼任しているため、U-24代表も方向性や戦術の大まかなところは変わらず、コンパクトに陣形を保って、前から守備をし、切り替えを早くして、日本人特有のコンビネーションやスピードを活かしていくというコンセプトは浸透しているように感じます。
あとは、そのチームの良さをいかに五輪本番のグループステージ初戦でぶつけられるか。また、選手個人のコンディションを含めてどう仕上げていくかということになります。
オリンピックが終わればA代表というのは全選手が当然考えています。そんななか、海外でずっと活躍しているようなA代表の選手たちと、対戦相手として試合を行なって、それを肌で感じられた。
U-24の選手たちもある程度できるだろうと考えていたと思います。でも結果は0-3で差を見せつけられました。しかし、その後の2試合を観る限り、A代表戦で感じた差を埋める、課題解決にトライする、選手一人ひとりの逞しさというか、成長する力というものも見えました。
A代表に向けての今後の目標が明確になったことで良い刺激になったのだと思います。
この6月の代表活動では選手の成長とともに、チームの成熟も見れました。森保一監督がA代表とも兼任しているため、U-24代表も方向性や戦術の大まかなところは変わらず、コンパクトに陣形を保って、前から守備をし、切り替えを早くして、日本人特有のコンビネーションやスピードを活かしていくというコンセプトは浸透しているように感じます。
あとは、そのチームの良さをいかに五輪本番のグループステージ初戦でぶつけられるか。また、選手個人のコンディションを含めてどう仕上げていくかということになります。
今後のメンバー選考はどうなるか分かりませんが、対戦相手の3か国は決まっています。まずグループステージを突破するために、対戦相手の分析、準備はできます。フランス、メキシコはかなり力のあるチームなので、そこに日本の武器のスピードを活かした用兵をしていくのか、相手にボールを持たれる時間も増えることを考慮して、守備力のある選手をあてるのか。
その3か国をどう分析して、いかに戦うかということで、大方決めているであろう選手以外の、1、2人については決まってくるのではないでしょうか。
あとはいかに選手が良いコンディションで大会を迎えられるか。日本でやるので、生活のストレスはそれほどないなかで、暑さと疲労をどう考慮しながらベストのコンディションを初戦に持っていけるかでしょう。
経験あるスタッフもたくさんいますので、メンバー発表後にどれだけの負荷をかけて、どれだけの疲れをとって大会に臨めるか。Jリーグはシーズン途中なので、それほど考慮しなくても良いと思いますが、海外でやっている選手は、シーズンを終えた後なので、見えないところの疲労が溜まっていることもあり得ます。
また、自国開催なので、いかに落ち着いたなかで練習できるのかということも大事になるのかなと思います。
いずれにせよ、若い、良い選手がいっぱい出てくるというのが観ているほうとしては楽しいですし、五輪本番ではさらに成長した姿を見せてくれると期待しています。
【著者プロフィール】
明神智和(みょうじん・ともかず)/1978年1月24日、兵庫県出身。シドニー五輪や日韓W杯でも活躍したMF。黄金の中盤を形成したG大阪では2014年の国内3冠をはじめ数々のタイトル獲得に貢献。現在はガンバ大阪ユースコーチとして活躍中。また、「初の著者『徹する力』を2月26日に上梓した。
【PHOTO】豊田スタジアムに駆けつけた日本代表サポーターを特集!
【PHOTO】U-24日本4-0ジャマイカ|五輪メンバー発表前最後の試合は遠藤航、久保らのゴールでジャマイカを相手に4発快勝!
その3か国をどう分析して、いかに戦うかということで、大方決めているであろう選手以外の、1、2人については決まってくるのではないでしょうか。
あとはいかに選手が良いコンディションで大会を迎えられるか。日本でやるので、生活のストレスはそれほどないなかで、暑さと疲労をどう考慮しながらベストのコンディションを初戦に持っていけるかでしょう。
経験あるスタッフもたくさんいますので、メンバー発表後にどれだけの負荷をかけて、どれだけの疲れをとって大会に臨めるか。Jリーグはシーズン途中なので、それほど考慮しなくても良いと思いますが、海外でやっている選手は、シーズンを終えた後なので、見えないところの疲労が溜まっていることもあり得ます。
また、自国開催なので、いかに落ち着いたなかで練習できるのかということも大事になるのかなと思います。
いずれにせよ、若い、良い選手がいっぱい出てくるというのが観ているほうとしては楽しいですし、五輪本番ではさらに成長した姿を見せてくれると期待しています。
【著者プロフィール】
明神智和(みょうじん・ともかず)/1978年1月24日、兵庫県出身。シドニー五輪や日韓W杯でも活躍したMF。黄金の中盤を形成したG大阪では2014年の国内3冠をはじめ数々のタイトル獲得に貢献。現在はガンバ大阪ユースコーチとして活躍中。また、「初の著者『徹する力』を2月26日に上梓した。
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