数字がお勧めしたCBとCFは、22歳と21歳
◇
イタリアの登録メンバーで「出場していない試合」の勝率が比較的高かったのは――。
・CBのレオナルド・ボヌッチ(75%/4試合3勝)
・同じくCBのジョルジョ・キエッリーニ(69%/16試合11勝)
・CFのチーロ・インモービレ(78%/9試合7勝)
・同じくCFのアンドレア・ベロッティ(70%/10試合7勝)
出場した試合の個人勝率はボヌッチが62%で、ベロッティは60%、キエッリーニとインモービレは57%だったので、差し引きたしかに微差ではあるが、CBのレギュラー有力候補2人とCFのポジションを争奪している2人は、4人揃って不在時勝率のほうが高かったという意外と言えば意外なデータだ。やや遠回しに不在時勝率と表現しているが、すなわち「不在のほうがより勝てるのではないか」と数字が示唆していると受け取ろう。
イタリア代表にも個人勝率の高い、つまり「いたほうがより勝てるであろう」選手もいる。例えばインサイドハーフのニコロ・バレッラは勝率78%(18試合14勝)とかなり高く、不在時勝率は42%(12試合5勝)でイタリアの登録メンバーではもっとも低い。11シーズンぶりにセリエAを制したインテル・ミラノで不動の大黒柱に成長を遂げた24歳のバレッラは、もはやイタリア代表でも有数の切り札候補と言えそうだ。
バレッラ以外で個人勝率が高いのは――。
・左SBのエメルソン(80%/10試合8勝)
・同じく左SBのレオナルド・スピナッツォーラ(75%/8試合6勝)
イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督は、これまで左SBをより攻撃的に振る舞わせてきたという。切り札となりえる攻撃力の高い左SBを同時に2人擁しているのは、EURO本大会でも強みのひとつとなるかもしれない。
イタリアの登録メンバーで「出場していない試合」の勝率が比較的高かったのは――。
・CBのレオナルド・ボヌッチ(75%/4試合3勝)
・同じくCBのジョルジョ・キエッリーニ(69%/16試合11勝)
・CFのチーロ・インモービレ(78%/9試合7勝)
・同じくCFのアンドレア・ベロッティ(70%/10試合7勝)
出場した試合の個人勝率はボヌッチが62%で、ベロッティは60%、キエッリーニとインモービレは57%だったので、差し引きたしかに微差ではあるが、CBのレギュラー有力候補2人とCFのポジションを争奪している2人は、4人揃って不在時勝率のほうが高かったという意外と言えば意外なデータだ。やや遠回しに不在時勝率と表現しているが、すなわち「不在のほうがより勝てるのではないか」と数字が示唆していると受け取ろう。
イタリア代表にも個人勝率の高い、つまり「いたほうがより勝てるであろう」選手もいる。例えばインサイドハーフのニコロ・バレッラは勝率78%(18試合14勝)とかなり高く、不在時勝率は42%(12試合5勝)でイタリアの登録メンバーではもっとも低い。11シーズンぶりにセリエAを制したインテル・ミラノで不動の大黒柱に成長を遂げた24歳のバレッラは、もはやイタリア代表でも有数の切り札候補と言えそうだ。
バレッラ以外で個人勝率が高いのは――。
・左SBのエメルソン(80%/10試合8勝)
・同じく左SBのレオナルド・スピナッツォーラ(75%/8試合6勝)
イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督は、これまで左SBをより攻撃的に振る舞わせてきたという。切り札となりえる攻撃力の高い左SBを同時に2人擁しているのは、EURO本大会でも強みのひとつとなるかもしれない。
さて、数字が示唆しているCBとCFの勝率問題だ。もしかするとマンチーニ監督は、代表経験は浅くても伸びしろの大きい若手を登用する勇気を、大会のどこかで振り絞るかもしれない。
数字がお勧めしているのは、CBは22歳のアレッサンドロ・バストーニ。個人勝率は2試合2勝の100%で、対象試合を彼自身のA代表歴に広げても5戦全勝だ。セリエA王者となったインテルでは3バックの不動のレギュラーだった。
CFはA代表歴のないままEURO2020にエントリーされた、21歳のジャコモ・ラスパドーリが期待を集めているという。身長172cm。アルゼンチン代表のセルヒオ・アグエロにもイメージが重なる小兵のストライカーだ(左ウイングでも起用できる)。
「………………」
去る6月4日の親善試合チェコ戦(イタリアが4-0で勝利)で、ラスパドーリはA代表デビューを果たしたばかり。EUROという大舞台でいきなり活躍できるのか、数字はさすがに「ノーコメント」だそうです。
データ参照元 https://footystats.org/jp/
取材・文●手嶋真彦
【PHOTO】海外番記者・識者が選んだ「イタリア代表のレジェンド完全格付けTOP10」を厳選ショットで振り返り!
数字がお勧めしているのは、CBは22歳のアレッサンドロ・バストーニ。個人勝率は2試合2勝の100%で、対象試合を彼自身のA代表歴に広げても5戦全勝だ。セリエA王者となったインテルでは3バックの不動のレギュラーだった。
CFはA代表歴のないままEURO2020にエントリーされた、21歳のジャコモ・ラスパドーリが期待を集めているという。身長172cm。アルゼンチン代表のセルヒオ・アグエロにもイメージが重なる小兵のストライカーだ(左ウイングでも起用できる)。
「………………」
去る6月4日の親善試合チェコ戦(イタリアが4-0で勝利)で、ラスパドーリはA代表デビューを果たしたばかり。EUROという大舞台でいきなり活躍できるのか、数字はさすがに「ノーコメント」だそうです。
データ参照元 https://footystats.org/jp/
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