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金田喜稔がタジキスタン戦を斬る!「センス抜群の古橋。背後を取る動き出しは秀逸だった」

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年06月08日

一度タメを作って、低い弾道のパスを通す

山根は味方の動きを察知して、それを生かすことができる。橋本へのアシストも面白いパスだった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 古橋と南野のコンビで奪ったチーム2点目の起点となった山根も、強く印象に残る活躍ぶりだった。

 古橋のセンスある抜け出しも、ボールが出てこなければチャンスにつながらない。山根は古橋のアクションを見逃さず、正確な縦パスを供給。周りの選手の動きを察知して、それを生かすことができる選手だ。

 橋本の代表初ゴールとなる51分のチーム3点目を演出したのも山根だ。敵陣ペナルティエリアの右側でパスを受ける。そこで一度タメを作って、橋本へ低い弾道のパスを通す。

 エリア内に侵入していた橋本に対し、周りにいる相手DFが間に合わないという絶妙のタイミング。パスのスピードもコースも完璧だった。面白いパスを出せる選手だなと、改めて思った。
 
 ただ、失点に絡んだシーンはいただけない。古橋の先制点から3分後、巧みなヘッドでゴールを決めたタジキスタンのパンシャンベに競り負けたのは山根だった。

 たとえ競り勝てなくても、もっと厳しく寄せて自由にシュートを打たせないなど、なにがなんでも防がなければならなかった。同じSBの長友を例に挙げれば、彼は決して身長は高くないけど、ああいう場面ではそれこそ必死に身体を張ってゴールを許さない。それができるからこそ、ヨーロッパの舞台でも長く活躍できていると思う。

 今回の代表活動は比較的長い。コロナ禍でいろんな制約はあると思うが、山根も経験豊富な長友からいろんなことを貪欲に学んで、さらにスケールアップしてほしい。

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