この厳しい情勢下でプレーする意義を示す責任感との戦いにも
日本代表センターフォワードの大迫勇也と、吉田、冨安健洋などU-24代表センターバック陣との対決、十代最後の日を迎える久保建英が34歳のベテラン長友佑都らに果敢なドリブルを仕掛け、鎌田大地の動きをチェックするのはともにブンデスリーガで活躍する遠藤。タッチライン際では川崎フロンターレのチームメートである山根視来と三笘薫の駆け引きが見られるかもしれない。
日本サッカー協会の素早い対応で、10年前の東日本大震災発生直後のチャリティマッチを思い出した。3月11日の地震発生後、やはりキリンチャレンジカップ2011のモンテネグロ戦(25日)、ニュージーランド戦(29日)を中止にして、29日に大阪で日本代表対Jリーグ選抜(Jリーグ TEAM AS ONE)を開催。スポーツ界による本格的な復興支援活動の先駆けとなった。
日本サッカー協会の素早い対応で、10年前の東日本大震災発生直後のチャリティマッチを思い出した。3月11日の地震発生後、やはりキリンチャレンジカップ2011のモンテネグロ戦(25日)、ニュージーランド戦(29日)を中止にして、29日に大阪で日本代表対Jリーグ選抜(Jリーグ TEAM AS ONE)を開催。スポーツ界による本格的な復興支援活動の先駆けとなった。
一方、未曽有の事態に直面した選手たちは「こんなときにサッカーをやっていていいのか」と自問した。コロナ禍の閉そく感漂う今回も、その思いは少なからずあるだろう。勝ち負けに対するプレッシャーはトッププロの宿命。「1チーム、2カテゴリーのラージグループ」(森保一監督)の紅白戦という見方もある中、この厳しい情勢下でプレーする意義を示す責任感との戦いともなる。
取材・文●石川 聡
取材・文●石川 聡