「うまい選手がいかにあらゆる局面で戦えるか。そこが世界に近づくために必要」
青森山田はただパワーで押し切るだけでもなく、技術を前面に出して戦いきるだけでもない。両方を当たり前のように出来ることに本質があると黒田監督は説く。
「育成年代のベクトルというのをきちんと定めることで大きく変わると思います。フィジカル、スピード、ボールや勝利への執着心というベースがある中で、テクニカルでうまくて、特徴を持った選手が入ってきたら日本はもっと良くなると思います。うまい選手がいかにあらゆる局面で戦えるか。そこが世界に近づくために必要であることを、改めて見返す28年だと思っていますし、節目にできたらなと思っています。そのために青森山田がどれだけ刺激になるか分かりませんが、メッセージ性を発信していきたいなと思います」
「育成年代のベクトルというのをきちんと定めることで大きく変わると思います。フィジカル、スピード、ボールや勝利への執着心というベースがある中で、テクニカルでうまくて、特徴を持った選手が入ってきたら日本はもっと良くなると思います。うまい選手がいかにあらゆる局面で戦えるか。そこが世界に近づくために必要であることを、改めて見返す28年だと思っていますし、節目にできたらなと思っています。そのために青森山田がどれだけ刺激になるか分かりませんが、メッセージ性を発信していきたいなと思います」
育成とプロを分断せず、ひとつの流れとして組み込んできたからこそ、Jリーグは発展してきた。その中でJユースと高体連という2つの大きな組織の壁を壊したプレミアリーグ、プリンスリーグも発展だけでなく、頭打ちにならないように変化を加えてきた。だからこそ、それをこれからも継続し、工夫を重ねながら発展させていくべきだ。
プレミアリーグは発足からちょうど10周年でもあり、黒田監督が言うように今年を日本サッカー全体においての節目の年として、Jリーグ30周年を迎える時によりレベルアップを遂げるための礎にしていかなければいけないと切に思う。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
プレミアリーグは発足からちょうど10周年でもあり、黒田監督が言うように今年を日本サッカー全体においての節目の年として、Jリーグ30周年を迎える時によりレベルアップを遂げるための礎にしていかなければいけないと切に思う。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)